「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」
投稿日:2007年06月15日 | 最終更新日:2007年06月15日
Category: 実験心理学
先日公開した「モチベーションの意味」でも触れている市川伸一氏ですが、その著書、市川伸一著「学ぶ意欲の心理学」(PHP新書:2001年09月)において、心理学の根幹ともいえるであろう基礎心理学を以下のように紹介しています。
基礎心理学というのは、主に実験的な方法で、人間や動物の感覚、知覚、記憶、学習、思考などの特性を明らかにし、そのしくみを理論化していく分野(p.24)
基礎心理学が、本ブログでいう実験心理学とどのように関係しているかは、明確な解答がありませんが、上記の定義からすると、基礎心理学も実験心理学と考えることが出来そうですね!
さて、基礎心理学の世界では、伝統的に非常に大切な「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」という 2 つの考え方があるとしています。
外発的動機づけは、学習するためには、何か物質的な賞罰とか、賞賛・叱責が不可欠だという考え方で、内発的動機づけは、外から与えられる報酬のための手段としてではなく、ある活動をすること自体を自己目的的に求める欲求をいうのだそうです。
この 2 つの考え方は、基礎心理学では、必ず出てくる考え方だそうで、記憶しておく必要がありそうですね。
コメントをどうぞ
コメントスパムを排除するために、投稿して頂いたコメントは、本サイト管理人の承認作業が完了してからの公開になりますことをご了解下さいませ。