長所を伸ばす教育:オシムがまだ語っていないこと
最近、特に興味があるのが、サッカー日本代表監督であるイビチャ・オシム監督。個人的には、サッカーに特に興味あるわけではないのですが、このオシム監督にはかなり興味があります。恵まれなかった時代を乗り越えて、サッカーでは名将と言われるまでになっている人。旧ユーゴスラビアという特殊事情をバックグラウンドにして、所謂ハングリー精神の塊、と考えられる人が、なぜ日本のサッカー界へやってきたのか・・・そして、「日本人による日本らしいサッカー」を提唱していると聞いて、ますます興味が湧いてきました。
オシムを簡単に知るには・・・やっぱり手軽に読める新書が手っ取り早い!そこで、原島由美子著「オシムがまだ語っていないこと」(朝日新書:2007年06月)を購入、早速読破しました。内容は・・・「まだ語っていないこと」というタイトルに惹かれたのですが、どうも内容的には既に語ったものばかりのような印象でちょっと物足りない感じがしますが、それは置いておいて・・・
オシムが語っている日本の教育に関する一節があります。
日本では一般的に、生徒の長所を伸ばすより、弱点を修正する方に重点を置いて指導しがちではないか。その結果、長所が伸びずに終わることもある。それは問題だ。(p.42)
以前、「日米教育論」という投稿記事を公開しました。やっぱりオシム監督も同様に、長所にもっと着目せよ、弱点修正ばかりに時間を掛けるな、ということなのでしょう。
私は、正にこうしたやり方に変更しなければ、日本のスポーツの発展は無い様な気がしているのですが・・・
スポーツ界も心配ですが、学校も心配です。
私が保護者として始めて長女(現在大学4年)の小学校の運動会を見たときから、ダメだと思いました。
タイムを計ってその順番に走る。
私は学校にこのような事をするのはどうしてか?
と訊ねたところ、
徒競走で、遅い子はいつもビリになってしまうので、同じような子と走らせる。と聞いて、
そうですか…では、一番遅いグループで走る子は学年で一番遅いということになりますね。
運動が得意な子、図工が得意な子、勉強が得意な子それぞれあるのに…
運動が得意な子は運動会でヒーローになっても良いのでは…。
と、学校の先生とやり取りした事を思い出しました。
こういう考え方で教育をしていては長所を伸ばす…教育ではなく、出来ない子に標準を合わせている?
しかし、勉強では出来ない子は置いてきぼり…。
小さい時の指導者ってとっても大切なのに…。
小学校で!?ですか!??そりゃ酷いですね~それにしても長所を意識してくれる先生って少ないですよね!
長所を見抜いてくれる先生は少ないですねぇ~。
小学校、中学校は子供の成長段階でとても大切な時期なので、良い先生に当たるか、当たらないかで大きな影響を受けますね。
私は3人の小学校の先生とはかなり戦ってきました(笑)
え”~先生と戦っちゃうんですか!?って、実は私も戦いました・・・最近では、子供達は、私に知られると先生と喧嘩になる、ということで何とか自分達で解決するようになっているようです 笑)
「担任の先生を「さん」付けで呼ぶのは止めて~」と嫌がられているのですが、先生の真剣さが感じられず、まだ「先生」と呼んだ事がありません・・・(反省!?)