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「2007年09月09日」のアーカイブ

勝手に Thunderbird に重宝する 3 つの拡張機能をリスト

USB メモリーへ「Thunderbird, Portable Edition」を入れて持ち歩くようになって、想像以上に重宝していて、今更ですが、とにかく満足している私です。以前に「Thunderbird, Portable Edition がかなり快適だ!」と題した投稿記事としても公開しました。

人間というのは、贅沢なもので、その場では満足していた機能でも、時間とともに当たり前になってきて、自然ともっと良いものを望むようになって・・・同じような欲望が Thundebird にも起きてしまって、拡張機能をいろいろと試して以下の 3 つの拡張機能を外せなくなってしまいました・・・

  1. Lightning
  2. Signature Switch
  3. United States English Dictionary

現在利用している Thunderbird のバージョンは、2.0.0.6 で、他のバージョンでで起動するかどうかはまったく不明ですが・・・それぞれの拡張機能を簡単に説明してみます。

1. Lightning 0.5
Thunderbird で利用できるカレンダー。私の場合、メールでスケジュールの確認や確定を調整することが多くて、Google Calender や Yahoo!も利用していたのですが、すっきりしなくて・・・Lightning で全て解決!Google Calender を読み込むことができるし、ネット上にファイルを保存しておけば、友人とカレンダーを共有することも出来ます。ちょっと残念なのは、メニューや操作画面が英語!ただ、日本語入力はまったく問題ありません!

2. Signature Switch 1.5.3.
メールの署名の ON/OFF が出来たり、署名を変更したりすることできるようにするための拡張機能です。英語でのメールの送受信をしなければいけないことが多いので、日本語の著名と英語の署名をとっかえひっかえ使っています。

3. United States English Dictionary 2.0.0.6
これって、Thunderbird に同梱されている!?拡張機能でしょうか・・・上記でも書きましたが、英語のメール送信が多いので、スペルチェックを最低限のマナーと信じている私には必須の拡張機能です。

その他、世界各地の時間を表示できる FoxClocks と HTML 形式のメールを一時的に表示してくれる Allow HTML temp も導入しています。

上記の拡張機能は、「World Wide Walker::Thunderbird に必ず入れる3 つの拡張」を参照させて頂き、早速インストールしました。この投稿記事、ちょっと昔の投稿記事ですが、現在でも充分に参考になりますので、興味のある方は是非参照されることをお勧めします!

更に「World Wide Walker::Thunderbird を使いやすくする 8 つのキラーアドオン」という投稿記事も素晴らしいですよ。

「社会」を定義する!

社会学に興味があって、いろいろな文献を読んでいますが、やっぱり見田宗介氏と富永健一氏が日本の両雄なのでしょうか。私は、社会学が専門ではありませんから、良く解りませんが。

さて、社会学を勉強する手始めに、入門書や著名な書籍を拝読すると、「社会学」とは「社会」を研究対象とする、という至極簡単な出だしの書籍が多いようです。では、この「社会」をどう解釈するのでしょうか。

見田宗介著「社会学入門―人間と社会の未来」(岩波新書:2006年2月)によれば、以下のように記述されています。

「社会」はふつう、「個人」のあつまりと考えられる(同書、p.16)

一方、富永健一著「社会学講義―人と社会の学」(中公新書:1995年4月)においては、以下のように記述されています。

社会とは、複数の人びとの集まりである。(同書、p.16)

富永氏は、上記のような記述に対して 4 つの満たされるべき条件を列記していますが、それをこの場で詳細には説明しませんが、結局のところ、社会とは人の集まりであることは、共通の認識のようです。

こうやって、「社会」が定義されると、私が勉強した「経営」や「会社・企業」といった存在もまた一つの「社会」である、と位置付ける事ができそうです。実際に、富永氏は、マクロ社会の一つの分類として企業をあげています。こうした概念的な解釈は、意外と大きな思考の変化を促してくれます。「企業」の本質に立ち返り、企業が究極何を追求すべきなのか、企業は誰の所有物なのか、といった本質的な部分も見えてきます。

情報の種類:現代社会の理論

現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来最近のマイブームは、脳科学や認知科学なのですが、いまひとつ良く解らない・・・とにかく参考にしている内容が難しすぎるような気がしていますが。

ひょんなきっかけで、認知科学の類の書籍として、「現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来」見田宗介著(岩波新書:1996年10月)を見つけました。実は、参考文献としてリストされていたものですが、とにかく内容は難しいですね。理系出身の私には、「どうして、社会学と心理学といった学問は、参考書が難しいのかな~」なんて感じているのですが。

それでも、一機に読み進めていくことが出来る内容がありました。第一章では、大量生産方式が崩壊した時の記述があります。

それよりも以前(1927年)の段階の資本主義の、機能化し、規格化し、画一化する大量生産方式の極限というべき、フォード・システムの結晶である「T型フォード」車が、GM の新しい自動車販売/生産戦略、デザインと広告とクレジットを柱とする、ソフトなより包括的な戦略、「消費者の感情と動機と欲望に敏感な」システムの前に敗退し、生産の停止にまで追い込まれたのが、この1927年であった。(本文 p.21)

上記の「T型フォード」に関する失敗の分析は、いろいろあるようですが、こうした資本主義の観点からの分析は面白いですね。

更に、情報に関する記述の部分は気になりました。本書では、情報を以下のように記述しています。

情報は基本的に3つの種類、あるいは作用(機能)をもつ。第一に認識情報(認知情報。知識としての情報)、第二に行動情報(指令情報。プログラムとしての情報)、第三に美としての情報(充足情報。歓びとしての情報)。(本文 p.152)

情報自体を、ここまで過大解釈して良いものかどうかは別に議論するとして、本文では本当に明確に定義しています。ちょっと違う視点として情報を観察しているので参考になりました。

上記の書籍の著者である見田宗介氏は、昨年「社会学入門―人間と社会の未来」(岩波新書:2006年4月)を出版しているようです。評判も良いようですからこの機会に読破してみようかな、と考えています。

以下は、参考になりそうな投稿記事です。

上記の投稿記事は、本当に良く書かれていますので、是非とも熟考したいですね!