浜口京子選手に頑張って欲しいと願う本当の理由
メダルラッシュと言って良いのではないでしょうか、今年の「レスリング世界選手権」。男子よりも女子が一際目立っていました。その練習量は、尋常ではありませんし、人間としても女子レスリングの選手は素晴らしい、と感じているのは私だけではないでしょう。
そうした中、あのアニマル浜口氏を父に持つ浜口京子選手が、なんと「誤審」で 2 回戦敗退という悲劇が・・・「Yahoo!ニュース(スポーツ報知)::浜口“誤審”で負けた…レスリング世界選手権最終日」にも詳細が掲載されています。
昨年の世界選手権で、頭突きによって鼻骨など 4 ヶ所を骨折。それでも試合を最後まで続行。結局は敗戦という結果を突き付けられた。その時の対戦相手が、今年の 2 回戦での対戦相手、スタンカ・ズラテバ(ブルガリア)でした。因縁の対決と噂されていたけど、結局実力勝負というよりは、審判によって水をさされた感が強いですね。
インターネット上では、「父親が甘やかしているから・・・」、「そろそろ父離れしないと勝てないよ」、「父親の期待が大き過ぎる」、といった父と娘の関係による敗戦を指摘するようなコメントが飛び交っています。勿論、応援するコメントや意見も多いのですが・・・それでも、世間一般からすれば、父親の存在はやはり異常に見えてしまうのでしょうね。
私は、次女のテニスにはまっていて、技術的なことをアドバイスすることはまったくありませんが、試合運びの方法やメンタルでのアドバイスは、かなり意見する方だと信じています。アニマル浜口氏を見ていると、「自分は世間からはどう映っているのかな・・・」と自分を振り返ることが良くありますが、個人的には、あの親子の関係はあれでいいのだと信じたい!
オリンピックでの金メダル。目標は明確で、そのために死に物狂いで練習。昨年の怪我によるレスリングの休息は、決して楽ではなかったはずだし・・・今回は、誤審という納得しようにも納得できないフラストレーション。スポーツにひたむきに、そして必死なって目標を達成しようとする父・娘の姿を見ていると、何とか願いを達成して欲しいと願ってしまいます。
プロゴルフの横峯パパとその娘のさくら、宮里藍選手とその父・・・父と娘は、最近では珍しくなくなっていますが、ただ、賞金がかからないレスリングという世界での父と娘。何としても再起して欲しいと思っています。