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「2007年09月09日」のアーカイブ

脳科学をベースに常勝教育

最近のマイブームは、なんといっても「脳科学」!まだまだ勉強不足、というより脳科学の初歩中の初歩をかじっただけですが。

それでも、林成之著「勝負脳の鍛え方」 (講談社現代新書:2006年10月)築山節著「脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める」(生活人新書:2006年11月)といった新書に出会って、なんともトンネルの中から一気に外へでたような明るさが見えてきました。

カリスマ体育教師の常勝教育実は以前、原田隆史著「カリスマ体育教師の常勝教育」(日経BP社:2003年10月)という書籍を読みました。次女が参加するジュニアテニスで、周囲からは「素晴らしいテニスをする」と評価されながらもどうしても結果がでない!そうした状況で、藁をも掴む思いで購入した本でした。

著者の原田氏は、元公立中学校の教師の先生で、「普通の子供を日本一に育てる」ための Know-How が書かれています。長期目標をたてること、その具体的な行動計画をたてること、自分で書かせて自覚させること、家庭での教育(しつけ)が重要なこと、簡単なことでいいから何かをやり遂げる子供にすること等、ちょっと親として耳の痛い話を含めて、いろいろと詳細が書かれています。

この本を読んだときには、「なるほどね~でも全ての子供に当てはめるのは無理があるんじゃないの?内容に根拠が無いし・・・」とちょっと批判的でした。

ところが、前述の 2 冊の「脳科学」に関する新書を読んでから、「常勝教育」をおさらいすると、一語一句が強烈に「正しい方法」として説得力を持ってきました。全ての内容が、「脳科学」としての根拠があることが解ります。

原田氏は、「心理学の本を読みあさった」と言っていますが、「脳科学」を勉強してからであれば、もっと詳細に「常勝教育」の良さやその根拠を明確に出来たのではないかと感じるのですが。

日本のプロゴルファーは、試合が終わると何が悪かったを反省し、その修正を試合後実施して次の日に挑みますが、タイガー・ウッズは、その日一番良かったショットを何度か試してその日の練習を終わります。

といった「常勝教育」で説明している日本人の問題点も「脳科学」として、「人間は怒られてばかりいると脳が自分を守るように働き、批判を受け付けなくなる」というとより納得できるようになります。

三位一体:指導者、選手、そしてサポーター

深夜に、バレーボールのワールドカップに関する番組が放送されていました。男子バレーボールと女子バレーボールを紹介していましたが、特に全日本女子バレーボールの柳本監督が話していた「三位一体」という言葉が印象に残っています。

私は、仕事柄、ERP という基幹業務系の大型情報システム導入を支援する仕事をしていますが、「ERP プロジェクトは、ベンダー、コンサルタント、お客様が三位一体にならないと成功しない」と言い続けてきました。詳細を説明することは避けますが、アスリートの世界は、実はある種のプロジェクトに似ていると常々思っていたので、前述した柳本監督の言葉が印象に残ったわけです。

コーチや監督といった指導者、個人競技であれチーム競技であれ選手本人、そしてそうしたアスリート達を応援するサポーターといった全ての人達が一丸とならないと「世界で勝つこと」ができない。どれか一つでも欠けてしまうと危うい状況になってしまう。意外とこうした状況を忘れてしまいがちではないでしょうか。

我々のようなサポーターも重要であることを再認識をする必要があるのではないでしょうかね!?ホームコートアドバンテージという言葉あるように、サポーターの応援やそのマナーもアスリートの強さに影響すると私は信じています。