誰が気にする!?17 歳天才テニス少年、錦織圭選手がプロ宣言!
複雑な心境で、ニュース「Yahoo!ニュース(スポーツ報知)::17 歳天才テニス少年錦織プロ転向」を読みました。
世間では、ゴルフでハニカミ王子こと 16 歳の誕生日を迎えたばかりの石川遼選手が、六大学ではハンカチ王子こと斎藤佑樹選手が、プロ野球では楽天イーグルスマー君こと田中将大選手の活躍。10 代のプロ選手の活躍はこれだけではないことは、本ブログの投稿記事「森田あゆみ、って知ってますか!?」でも触れました。
そしてこの錦織(にしこり)圭選手は、17 歳でのプロ宣言。これまでの戦績や経験からプロになるには充分過ぎるほどのバックグラウンドがあり、これはこれで素晴らしいと思うのですが・・・
この「AIG ジャパンオープン」の開催時期に合わせての発表。まったくそうしたプロ宣言の気配を感じさせること無くしてのタイミング・・・やっぱり日本人の感覚では出来ない!?技だと思いませんか。
所属は、「IMG ボロテリーアカデミー」。既に 13 歳の時からアメリカフロリダ州にあるスポーツマネージメント会社 IMG に身売り!?して、いよいよプロデビュー。実績と経験は素晴らしいと思うのですが、ほとんどの日本人は、「誰それ??」とまったく関心がありません(少なくとも私の周囲の友人達は・・・)。
13 歳という年齢の時からアメリカでの生活が中心ですから、一般の日本人に知られるはずがありません。IMG の緻密な商品(プロ選手自身です!)戦略は、日本で馴染むのでしょうか。
日本テニスの最大の問題は、才能があるジュニア選手を開花させるのが全て海外。ご丁寧に、優秀な日本のジュニアを海外へテニス留学をさせる事までしている。これでは、「日本でテニスをやっているうちは世界では通用しませんよ!」と日本テニス界自身が言っているようなものと感じてしまうのは私だけでしょうか。
一方、今をときめくハニカミ王子にハンカチ王子、更にはマー君と 10 代で評判の日本人選手全てが日本を基盤としています。日本で成長して、世界に通用する実力を引っ下げて世界へチャレンジしていく。海外で活躍している日本のプロ選手が、未だに日本で人気があるのは、日本をベースにして、そして世界を相手に対等に戦っているからなのではないでしょうか。
まだまだ「島国根性」が残る日本人民に海外育ちの日本人テニスプレーヤーが本当に日本という市場でメジャーになれるのか・・・これからの動向に注目です。ただ、まったく日本を意識していないというのであれば、それはそれで、選択肢としては正しいのでしょうけど・・・
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