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「2007年10月10日」のアーカイブ

運動の基本:基本的な身体の使い方

前投稿記事で小林寛道著「運動神経の科学」(講談社現代新書:2004年9月)をご紹介し、運動神経に関する定義をご紹介しました。

この新書には、運動の基本ということに関しても説明があります。詳細に関しては、新書を実際に手にとって確認して頂きたいのですが、以下の 5 項目を運動の基本として解説しています。これらの基本ができていなければ、更なる高度な内容の運動を教えることは出来ないとしています。

  1. 二本の足でバランスよく立つこと
  2. 立った姿勢からしゃがむという動作、およびしゃがんだ姿勢から立つといった「立ち・しゃがみ」の動作。
  3. 歩く姿勢
  4. 力を抜くこと
  5. 身体を柔らかく使うこと、そして柔軟性を高めること

以外に当たり前のことのような内容かもしれませんが、第 4、5 項に関しては結構解っているようでできていない内容です。上記内容に関しては、後日、もうちょっと詳細を解説したいと思います。

運動神経とは:運動神経の科学

脳科学に関する新書としては 3 冊目になるのでしょうか。ちょっと脳科学という謳い文句はありませんでしたが、書店で目についた小林寛道著「運動神経の科学」(講談社現代新書:2004年9月)を購入しました。

内容はとても興味深く、いっきに完読することが出来たのですが・・・脳や運動神経に関する説明や新しい発見に関する記述はとても快適で、文章自体も難解なことは無く、読み易い内容だと思うのですが、いざ「じゃ、どうやって運動神経を向上させるの?」という部分に関しては、著者が開発したトレーニングマシンの購入が必須のような記述になっており、とても身近のトレーニングでは出来ないような記述になっているところは、ちょっと残念に思いました。

新書において、運動神経に関して以下のように定義しています。

「脳、脊髄、筋肉を結ぶ包括的運動神経回路である」と答えようと思う。この包括的運動神経回路を改善することにより、運動能力は飛躍的に向上する。包括的運動神経回路を良い方向に活動させる大きな要素は、「意識」、「意欲」、「頭の柔軟性」であると思う。(p.163)

この新書には、一時流行った「なんば走り」に関する解説や「大腰筋」に関してもその重要性を説いており、脳科学以上の視点で「運動神経」を解説しているのでとても興味が湧きました。

上記の新書の最後に「運動神経の科学」に関するウェブサイトが紹介されていました。興味がある方は、覗いてみると良いかもしれません。

追記:2007-10-09
NHK で以前に「かけっこ新健康術」という特集をためしてガッテン」でやっていたのを思い出しました。確か大腰筋を鍛える、といった内容だったような・・・ウェブを調べてみると・・・ありました!「子供も高齢者も必見!かけっこ新健康術」というページが過去の放送の記録として!