茂木健一郎氏の「脳」整理法
投稿日:2007年11月12日
Category: 脳科学
投稿記事、「脳は快楽を好む!」でご紹介した新書、茂木健一郎著「すべては脳からはじまる」(中公新書ラクレ:2006年12月)ですが、エッセイ集という特色も手伝って、興味深い内容ではあるのですがどうも欲求不満が・・・
ただ、茂木氏のとても読み易い文脈が、他の新書も読んでみようかな、と思わせてくれたので、茂木氏の著書として 2 冊目となる、茂木健一郎著「脳」整理法 (ちくま新書:2005年9月)を読んでみました。特に、理由があるわけではありませんが、「ちくま新書」なので、もうちょっと読み応えがあるかと・・・
文脈は、相変わらず読み易いんですが、この新書は、「脳科学」というより「哲学」に近いような感じがしました。前半部分の「生活知」と「世界知」を理解するのに時間が掛りました。この概念を理解しないと、新書全体が不透明になってしまう。
「世界知」とは、私たち人間が住む世界は「このようになっている」という世界観にかかわる知です。一方、「生活知」とは、一人の人間として生きていく中で、いきいきと充実した人生を送るために必要な知恵のことです。(p.24)
上記だけでは、ちょっと難しくて理解できないかもしれませんが、更なる理解を望む方は新書を購入して読んでみることをお勧めしますが、単純に寝転がって読破できる内容ではないと感じました。