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「2007年11月」のアーカイブ

茂木健一郎氏、すべては脳からはじまる!

すべては脳からはじまる (中公新書ラクレ)現在、脳科学の世界で最も知名度が高いのが、茂木健一郎氏ではないでしょうか。私は、これまでに茂木氏の著書を読んだことがないので、マイブームが脳科学といっても何となく何かが掛けているようで・・・

そこで、書店で目につた茂木健一郎著「すべては脳からはじまる」(中公新書ラクレ:2006年12月)を衝動買い。どうやら週刊誌である「読売ウィークリー」に連載されていた記事をまとめた内容のようです。

気楽に読めるし、茂木氏特有の解り易い言い回しは、とにかくすらすらと読んでいく事ができるし、難しい表現もまったくなく「流石だな~」と感心させられるのですが・・・

ただ、私個人としては、こうした短編の寄せ集めはどうも好きではない!まったく視点の違う(といっても脳科学という視点では一致しているのでしょうけど・・・)内容が次から次へと展開される。もうちょっと詳細が知りたいな、それで次はどうなっているの、といった個人的な興味は全て短くまとめられてしまっていて、まったく違った内容の章が登場するのですから私としては、ちょっとしたストレスです。

特に、スポーツに関連した章も結構沢山あって、興味のある内容ですが、全てが中途半端な気がしてしまいます。もうちょっと長めの文面にしてくれれば違った見方ができたのに。

そうした中、とにかく素晴らしい一文が・・・

自分でも、他人でも、やれるかどうか不安なときは、とりあえずは脳の適応力のほうに賭けてみる。それが、脳を研究する中で培われてきた私の「流儀」である。(p.94)

人は、新しい事を始める時に、誰もが反対するようなことでも、どんな困難でも、何とか乗り越えてきました。それには、ルールを策定したり、失敗したり。それでも意外と簡単に乗り越えてしまったりするのが人間。即ち、それだけ「脳」というものは適応力があって、更に未知なる可能性を引き出してくれる、というのが茂木氏の主張です。

こうした茂木氏の主張を「そりゃ、理想論だな」と笑い飛ばすか、「なるほど!脳の未知なる可能性に賭けてみよう」と思うかで、人生も変わってくる!??

スポーツで強くなるための科学的アプローチ

スポーツは「良い子」を育てるか (生活人新書)新書、永井洋一著「スポーツは「良い子」を育てるか」 (生活人新書:2004年6月)は、衝撃的な内容が記述されているということは、投稿記事「スポーツは「良い子」を育てるか!?」で公開しました。

この新書、スポーツの在り方、特に少年少女のスポーツに対して大人のあり方を痛烈に批判し、本来のスポーツの在り方を説いていますが、更により強い選手になるための「科学的アプローチ」というものも説明しています。その「科学的アプローチ」は、これまでの脳科学の世界でも似たような記述がありますので、かなり説得力がありますが、基本的には我々のビジネスの世界でも実践しているような内容で、ちょっとビックリしました!(っ、結構当たり前のことですが・・・)

その科学的アプローチとは、以下のようなステップです。

  1. 分析:
    現在の状況を冷静に把握すること。スポーツの世界は、特に技術・戦略・体力の要素に関して、何が不足しているのか、それをどのレベルまで引き上げれば目的を達成することができるのか、ということを把握する。
  2. 仮説:
    分析できた事項に対して、解決策を探り、一つの方法を用いることを決める。
  3. 実践:
    仮説で引き出した方法を試してみる。このとき、常に実践していることが正しいかどうか、確認しながら試すことが重要。
  4. 検証:
    一定期間、仮説に基づいた実践を行った後に、それが正しい効果を導き出しているかどうかを確かめる。
  5. 新たな仮説と実践:
    検証の結果、1 ~ 4 のアプローチが正しいものであったと判断されれば、次のステップも同様の方法を用いる。修正が必要な部分が見つかれば、新しい方法について再び 2 の仮説からスタートする。

(上記新書:p.205 ~ 206 を参照)

ビジネスの世界での「問題解決のステップ」で語られている内容とほとんど同じです。ここで、詳細を記述することはしませんが、やぱり上記のようなアプローチが最も効果的で、もっとも簡単である、と感じるのは私だけではなさそうです。

重要なことは、上記のようなステップを信じて実践すること!それによって「強くなっている」と自覚ができれば、更なるアプローチの向上を図っていけば良い。

結構、新書自体は、衝撃的な内容ですが、上記のような「やるべきこと」も示されているのは好感がもてる新書です。

SEO TOOLS の総合評価が「C」に向上!

Google のPageRank がいきなり「3」になって、密かに喜んでいたのですが、そういえば以前「SEO TOOLS」でサイトを評価したことを思い出しました。その内容は、投稿記事「SEO に拘るなら SEO TOOLS!?:総合評価 D」にして公開しました。

Google PageRank が向上したことだし、特別なことは実施していないけど、再度「SEO TOOLS」で本サイトを評価しようと思い立って、やってみました!評価は、以下の通りでした!

このサイトは現状のアクセス・将来的なアクセスアップに関して、まだまだな荒削りな状態です。さらに多くのアクセスを得るために、早い段階でアクセスアップ処置を施しましょう。45/160 pt 総合評価:C

まだまだ評価は厳しいですが、以前の「このサイトのアクセス状況は、望ましくない状態にあります。早い段階で、サイトに最適なアクセスアップ処置を施しましょう。.総合評価:D」よりは、良くなっている!被リンク数が少ないことが大きな原因のようです。サイトマップを作成することが対策のようですが・・・

それにしても、一生懸命 Google 対策はしているのですが、なぜか Yahoo! の被リンク数が爆発的に伸びている!?Yahoo! が 3770 件の被リンク数に対して Google が何と “0″ 件。何で???

アクセストップ 10 投稿記事:2007 年 10 月の結果

恒例となった月間アクセス数のトップ 10 を集計!

  1. USB メモリー必須ソフト 3 本!
  2. ケータイ最強化アプリ 17 選(ドコモ編)
  3. Google カレンダー、一新したんだけどもう一歩!
  4. USB メモリーを使いこなす!?
  5. 勝手に Thunderbird に重宝する 3 つの拡張機能をリスト
  6. Google カレンダーを携帯電話でより快適にする「Google Calendar Mobile Gateway」
  7. とんでもない新書に出会った!勝負脳の鍛え方
  8. 宮里藍選手から学ぶこと!
  9. OpenOffice.org Portable 日本語版がある!
  10. バスケットボール漫画ってこんなにあるんだ!?

既に 11 月なんですね~速いもので、後 2 ヶ月で新年なんですね。

ところで、上記のリストを見ると、先月は不思議と USB メモリーやモバイル関連に関しての投稿記事へのアクセスが上位を占めています。何で??また、結構力を込めて記述している脳科学に関する投稿記事へのアクセスが上位に無いのはちょっと淋しいですが・・・

これまでのブログへのアクセスを分析すると、リストを作成した記事にはアクセスが多くなる傾向があるようです。例えば、「3 つの方法」とか「何とかの秘訣 7 項目」とか。これは、新しい発見でした。

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