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「2008年01月01日」のアーカイブ

内田樹氏、私の身体は頭がいい:ミラーニューロン

私の身体は頭がいい (文春文庫 う 19-2)以前本ブログで公開した投稿記事、「新運動理論」でリストした文庫である内田樹著「私の身体は頭がいい」(文春文庫:2007年9月)を書店で見つけたので購入。読了までは、もう少々時間が掛りそうですが・・・なぜなら、何度か主張してきましたが、私は短編の寄せ集めの本は苦手なので、この文庫もそうした短編の寄せ集めでしたので。

最近!?「大学入試「現代文頻出著者」ランキング!?」第 2 位の内田樹氏の執筆ということで、かなり期待していました。そして、その理論武装は流石だな、と感じた文庫でした。

この本、序盤で「武道とミラーニューロン」と題した短編があって、脳科学の観点からの内容が掲載されていました。これには、ちょっと感動!

ミラーニューロンの働き
「何か」が動くのを見ていると、見ている人間の脳の中では必ずその動作にかかわる神経細胞が活性化する。(p.23)

このミラーニューロンによって何がどのように素晴らしいのかが解らなかったが・・・ただ、全ての学問的な見地から武道を分析されていることは、ひしひしと感じられる文庫本です。

個人競技プロの資金調達の方法

石川遼選手が、16 歳でプロ宣言。ヨネックスと用具契約で 5 年間で 6 億円、更にパナソニックと専属契約で 5 億円と男子プロゴルファーとしては、破格のスポンサー契約となりました。

ゴルフやテニスといった個人競技のプロ選手は、資金調達が難しいといわれていますが、どんな資金調達方法があるのでしょうか。こうした疑問を解決してくれるウェブページがあります。

「スポーツ法研究::プロスポーツ選手の資金調達手段」がそれですが、特にスポンサーに関する記述は、とても興味深いです。

1. 用具契約
選手は、練習、試合、インタビューなどにおいて、スポンサーの提供する用具を使用する義務やスポンサーの開催するイベント・コマーシャルに出演する義務を負い、他方、スポンサーは一定期間、一定数の用具を無償で提供し、選手の知名度やマスコミ露出度などに応じて、契約金を支払う。

2. 専属契約
専属契約とは、選手は、新聞・雑誌・ランキングの表示やウェア着用の際に、専属契約を締結した会社の名前を表示する義務を負い、当該企業は定額のスポンサー料を支払うことを内容とする契約を意味する。

3. パッチ契約
用具を提供するわけでもなく、専属契約を結ぶわけではないが、選手が大会に出場する際に、スポンサー企業のロゴマーク(ワッペン)をつける義務を負い、スポンサー企業は定額のスポンサー料を支払う義務を負う契約をパッチ契約という。専属契約同様、スポンサー企業は選手がテレビに映ったり、沢山の観衆の前でプレーすることを通じ、自社のロゴマークを宣伝することが可能となる。専属契約のスポンサーも選手にロゴマークをつけることを要求することがある。

4. 雇用契約
厳密にはプロスポーツ選手の資金調達手段とは言えないが、将来における雇用の安定を図り、企業の社員として働くいわゆる実業団選手もいる。

5. その他の契約
マリア・シャラポワ選手は高級腕時計メーカーのタグホイヤー社とスポンサー契約を締結している。

なるほど、これで石川遼選手の用具契約と専属契約の違いが明確に理解できますね!