1 を読んで 10 を知る本の選び方
ほんの選び方は、常に大きな課題で、意外と考えずに購入した本が良かったりしますが。
それでも、他人がどうやって本を選定しているのかは気になるところです。投稿記事、「成毛眞氏の「超並列」読書術」でご紹介した文庫本、「本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく成毛眞著「超並列」読書術 本を読まない人はサルである!」(知的生きかた文庫:2008年1月)には、そうした本の選び方に関するエッセンスが記述されています。
- 本のタイトルと帯のキャッチコピーをチェックする。
- 面白そうなタイトルが目にとまったら、目次にざっと目を通す。
- 目次を見て 2 つ 3 つの見出しが目にとまったらのなら、「はじめに」を読む。
- 上記だけで不安なら、気になった見出しの項目だけざっと読めば読めばいい。
- 2 つ 3 つ役に立つ情報が載っているなら、その本は「買い」である。
意外に当たり前のことをしているような気もしますが、こうした手順を持っていると、本の選定時間が激減できますから、何も上記と同じ手順を踏まないまでも、自分なりの手順を持っているいいかもしれません。
さて、成毛眞氏は、多分上記のような手順を踏んで選択したであろう「お勧め本」が多く掲載されていますが、特に気になったのが、章立てされている「私がもっとも感化された本(社会人編)」にあるリスト。成毛氏は、少年から青年時代に関するリスト掲載しているので、興味がある方は実際に文庫本を参考にして下さい。
- 戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎著「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」(中公文庫:1991年8月)
- リチャード P. ファインマン著「ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上・下〉」(岩波現代文庫:2000年1月)
- F・カプラ著「タオ自然学―現代物理学の先端から「東洋の世紀」がはじまる」(工作舎:1979年1月)
- ミシェル アルベール著「資本主義対資本主義―フランスから世界に広がる 21世紀への大論争」(竹内書店新社:1996年10月)
一番上の「失敗の本質」は、私が大学院に通っている時に、授業の教材だったので懐かしい気もするけど、再度読んでみたいなと感じられる本です。
上記のリストとはまったく別ですが、成毛氏が「面白い」と評価していて、私個人として興味がある本をリストしておきましょう。
- ジャック ヒギンズ著「鷲は舞い降りた」(ハヤカワ文庫NV:1997年4月)
- ギャビン・ライアル著「深夜プラス1」(ハヤカワ・ミステリ文庫:1976年4月)
- マキアヴェリ著「君主論」(講談社学術文庫:2004年12月)
上記のリストの最初の 2 冊は、冒険小説マニアの間では、知らない人は人間として扱われないほど、有名な本らしいのですが、私はまったく知りませんし・・・君主論は、何度か読もうと考えましたが、どうしても踏み切ることができなかった・・・
なぜか年齢を重ねて始めて読んでみようかなと感じれるようになりました・・・
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