好意の返報性
投稿日:2008年02月27日 | 最終更新日:2008年02月28日
Category: 実験心理学
投稿記事、「勝者の発想!イチローと松井秀喜を参考に」で御紹介しました文庫、児玉光雄著「イチローにみる「勝者の発想」―イチローと松井の比較心理学」(二見文庫:2006年4月)において、特に「好意の返報性」という心理学のルールに関する記述があります。
著者の児玉光雄氏は、専門の一つが臨床スポーツ心理学ということですから、心理学に関する記述があっても決して不思議なことでありませんし、文庫のタイトルからも当然ではありますが。
さて、その心理学に関する記述で、「好意の返報性」ということに関して説明されています。
「好意の返報性」というものがある。これは、「相手に暖かい援助をしてあげると、その見返りが必ずあり、仕事がしやすくなる」という心理法則である。(p.188)
一流の人間は、常に周囲から祝福を受けているイメージを持っているそうで、そうしたイメージを常に描くことで仕事がしやすくなる、ということです。
こうした「好意の返報性」を自然と身に付けているのが、松井秀喜選手である、とも主張しています。
敵をつくらず、それでいて戦う意識というのが一流になる条件のようですね!
コメントをどうぞ
コメントスパムを排除するために、投稿して頂いたコメントは、本サイト管理人の承認作業が完了してからの公開になりますことをご了解下さいませ。