思考の整理学:メモとノート
出版されたのが 1986 年と古いのですが、未だに本屋に積んである文庫、外山滋比古(とやましげひこ)著「思考の整理学」(ちくま文庫:1986年4月)に興味があって、早速購入して読み始めましたが。これが結構面白い!
特に私個人としては、長年メモ帳やノートをどうやって使い分けようかな~と迷っていたのですが、アイディアをいつでもどこでも書き留めるためには、メモ帳を利用し、暫くねかせて(時間を掛けて・・・)から、ノートに書き移す。更に、時間を掛けてから、ノートに書き移しておいた内容を更にノートにする!
こうして明確にメモとノートの使い分け方を区別している著書はなかったのでは!?ちょっと手順を踏んで解説しておきましょう。
手帳を準備する!
アイディアや思い付きなどは、いついかなる時でも湧いてきます。そうしたアイディアや思い付きを「後でメモろう」と考えても直ぐに消えてなくなってしまいます。そんなことが無いように、常にメモ帳を持ち歩きます。私は、これは実行していますから、特にこれから実行しなくてはいけないようなことはありません。
私は、メモ帳として「Rhodia No11」を常に、プライベートの行動の時も仕事の時も持ち歩いています。ちょっとしたメモは全てこの「Rhodia No.11」へ書き込んでいます。ポロシャツの胸ポケットにも忍ばせることができるサイズですので、とっても重宝しています。
更に、システム手帳(バイブルサイズ)は仕事で持ち歩いています。スケジュール用を兼ねていますから当然といえば当然なのですが・・・「Rhodia No.11」に書いたメモは、必要なものはシステム手帳用のパンチで穴を開けて閉じ込んでいるし、必要ないメモは捨てるようにしています。
さて、システム手帳のメモのですが、「思考の整理学」を参考にすると、
- 連番を付けて、とにかく列記してしまえ!
- 要点のみを簡潔に書け!
- 日付を記入せよ!
- 欄外に見出しを付けよ!
それほど難しいことは無いですよね!早速参考にして実行しようと思いましたが・・・結構簡単です。ただ、重要なことは、こうしたメモを読み返すこと!これまでも試行錯誤して、似たようなことは実行していましたが、結局は「メモを頻繁に見返すこと!」に尽きるような気はしますが。
ノートへメモを拡張する!
メモは、上記のように私なりに実行していた事もあって、さほどめんどくさくなく実行できそうです。肝心なのは、このノート!これまでは、上記のメモ帳とノートに書く内容に関して、「何を違えれば良いのかな~」と迷っていました。ノートにも手帳にあるのとまったく同じ内容を書き写したりして・・・手間だな、というのが率直な感想で継続したことがありませんでした。
しかし、この「思考の整理学」で明確にメモとノートの違いを理解することができました!(というよりも、参考になりました!)
まずは、書き溜めたメモを見返して、これは面白いと感じるメモをノートに書き写す。ただ、単純にメモをノートに書き写すのではなく、以下のように書いていきます。
- 見出し(テーマ)を書く!
- 手帳にあったメモを連番と共に箇条書きで書き写す!
- 上記の際に、更に思いつくことを書き加える!
上記に加えて、書き写した日付、必要な雑誌や新聞の切り抜き等があればそれを貼り付ける!
こうなると、明らかにメモとノートが相違することが解りますよね。この時に利用するノートは、安物ではなく、しっかりしたノートを選択するように推薦しているもの好感が持てます。
メタ・ノートへメモを作成する!
上記のノートに記した項目に関して、更に興味があるテーマに関して、更に拡張していきます。見出しを付けたり、箇条書きを写したり、気が付いた事を更に加えるというのは、上記のノートと同様に実践します。重要なことは、1 テーマ見開き 2 ページで収めること!スペースを充分にとり、後から書き込めるようにすることも重要だ、と説明しています。
また、面白いのは、スペースがなくなったら、ページを貼り付けて見開き 2 ページを確保すること。同じテーマを複数ページに渡って記録するとどうしても後から見返すときに見落としてしまう危険がある、というのです。これも充分に賛成できますよね!
こうして総括してみると解り易い!って、結局は自己満足かな・・・
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