親父が倒れた!一過性脳虚血発作から脳梗塞
先週、親父が倒れた・・・という連絡が実家の母からありました。実弟との電話連絡中に倒れたらしく、手がしびれる、ろれつが廻らない、立っていられない・・・しかし、意識はしっかりしていたようです。流石に気丈な母も慌てて救急車を呼んで、親父は緊急入院!
そんな事実を何と 3 日後に私は知りました。実母からの連絡が遅れたことが原因ですが、「心配させると嫌だから・・・」というのが母の言い訳。母の性格を充分知っているだけに、「何てこった」と思いつつも、まずは様態は安定しているのだろうと直感しました。
病名は・・・「一過性脳虚血発作」!
「メルクマニュアル家庭版::一過性脳虚血発作 86 章 脳卒中」によれば、「一過性脳虚血発作(TIA)は、脳への血液供給が一時的に遮断されるために起こる一時的な脳機能障害です」とあります。
母に確認すると、2008 年 1 月頃から手の痺れや麻痺は訴えていたようで、ゴルフのプレー中にどうしても手の痺れがとれず、何と人生初めての「ゴルフを途中棄権」していたそうですが、その後はまったく症状が無く、軽く見ていたようです。
上記のサイトでは、「一過性脳虚血発作(TIA)」に関して以下のように説明されています。
TIA は、脳梗塞が起こりかけている警告サインです。過去に 1 度でも TIA が起きている人は、約 3 人に 1 人の割合で脳梗塞を発症します。しかも、その半数は TIA から 1 年以内に脳梗塞を発症します。TIA を起こしたことがある人は、ない人よりも脳梗塞を発症する可能性が約 10 倍も高くなります。TIA に気づいて原因を特定できれば、脳梗塞を防ぐのに役立ちます。TIA と脳梗塞の原因は同じです。ほとんどの TIA は、心臓や動脈の壁にできた血栓と呼ばれる血のかたまりや、アテローム動脈硬化によって生じたアテロームと呼ばれる脂肪の沈着物が、血管の壁からはがれて塞栓と呼ばれる遊離物質となり、血流に乗って移動し脳の動脈で詰まってしまったときに起こります。アテローム動脈硬化は、約 5 %の人に TIA を再発する原因になります。
親父が倒れて、入院なんていう状況は初めての経験ですが、既に 75 歳を超えていることやこれまでの好き放題やっていた親父ですから、流石に覚悟を決めていたのですが。
発症後、1 週間の 2 日前に退院!ゴルフをやってもかまわない、と担当医師から言われたということで、昨日(4 月 12 日)は、張り切っていたようです。しかし・・・4 月 13 日、上記に説明があるように、脳梗塞を発症!
病名は、「微小塞栓が飛んだことによる脳梗塞(ラクナ梗塞)」!
あまり状況は良くない、という連絡を受けて、慌てて実家へ・・・実家までは、通常であれば車で 2 時間ほどですから、それほど苦にはなりませんが、何せ「脳梗塞」ですから、予断を許さない。一路、実家へ車を飛ばしました。
病院へ到着。しかし、手の痺れや麻痺はあまり無い様子ですが、ろれつが廻らない・・・しかし、時間が経つほどに回復してきて、夕刻にはしっかりとしゃべれるようになっていました。
それでも、医師からは、「これで、どんどん回復することもあるし、急変することもあります。それが脳梗塞です」と説明を受けました。既に CT スキャンの結果は良好。ただ、明日 MRI とエコーでの検査。それらを総合して判断しないと、病状に関しては、何とも言えないそうです。
昨年から、あれだけ好きだった煙草をやめ、食事制限もするようになった!適切な運動が必要ということで、ゴルフ三昧の毎日・・・そんな親父が倒れた・・・
普段から冷静な私でも、今度ばかりはちょっとショック。私も、健康には注意しない方だし。
今はただただ、回復を願っています。