【海外出張 5 日目】:メキシコからつまずく帰国の途
アメリカ、メキシコと仕事自体は順調でした。両国共に、しっかりお客様の現状を把握して、一路、帰国の途へ。
帰国は、コンチネンタル航空で、メキシコからアメリカはヒューストンで乗り換え。成田までの約 15 時間の長旅です。
私が宿泊している Mirage Hotel から International Airport of Mexico City までは、高速バスで約 3 時間。メキシコの出発時間は、午前 7 時ですから、ホテルを午前 1 時 30 分頃出発!ほとんど現地では睡眠をとらずに(NBA の放送をスペイン語で放送してたので意味は解らずとも、時間を費やすには十分でしたが・・・)タクシーでバスターミナルへ。
午前 2 時の定刻。意外と乗客が多くてびっくりしましたが、一路高速をバスで空港へ。終点が空港だったので、高速バスの中では想像以上に熟睡していました。あっという間に、空港着。これが、午前 4 時 50 分。出発までは、まだまだ時間がある・・・これが間違いの始まりでした・・・
コンチネンタルのチェックインカウンターを探します。メキシコシティーの 1 階にコンチネンタル空港のロゴを発見。ところが、ロープが掛かっていてまだカウンターがオープンになっていない。「ちょっと早過ぎたかな、到着が・・・」と思ってしばらく待っていましたが、お客がなかなか来ない。何かあったかな・・・再度確認すると、なにやらメッセージが掛かっていたのですが、スペイン語で書かれていて、まったく理解できず。
不安になって、電光掲示板に表示されている自分の乗車するコンチネンタル空港を確認すると・・・「T2」と表示されている。どうやら「Terminal 2」の意味らしい!
いったい私はどこにいるの?
上記の疑問が頭をよぎったので、あっちこっちで「Is this the terminal 2?」と繰り返しますが、誰も英語が解らないらしい。そうなんです。メキシコは、国際空港でもほとんど英語が通じません!
「Can I take Continental Airline here?」
「Is here the Terminal 1?」
「How can I find the ticket counter for the Continental?」
「Is here Continental?」
とにかく、思いつく英語での質問をあらゆる人々に投げかけますが通じません。既に午前 5 時 20 分。慌てて、最後の頼みと祈りつつ警察官らしき人がいたので、一言;
私:「Continental Airline?」
警察官:「Terminal 2」
そんなことは知っている!ここは、Terminal 1 それとも 2・・・それが知りたいのですが。すると警察官らしい方が;
「Door 6 for Terminal 2」
といったような気がします。どうやら、私がいる場所は、 Terminal 1 の様です。慌てて、Door 6 を探します。全てがスペイン語。英語すら表示がありませんでしたから、もう半分パニックです。
Door 6 と書かれているような気がするところへ行って、背広を着た紳士に;
「I have to check in the Continental Airline. How can I reach the counter for the Continental Airline?」
と質問したと思います。半分パニックですから記憶にありませんが。すると、Waiting bus in here と言われた様で、待っていると小さなバンが到着。空港の従業員ばかりが乗車しているように感じましたが、そんなことを気にしている時間がありません。既に午前 5 時 50 分を回っていましたから。
そして、バンに乗って、何と何と 10 分は走ったでしょうか・・・Terminal 1 と 2 は、とっても遠かった!既に Terminal 2 に到着したときには、既に 6 時を回っていました。「ひょっとしたら間に合わない!?」
暑いメキシコをいよいよ走ります!
やっとのことで、Continental Airlines を発見!何とかチェックインを完了しましたが、既に時計は、午前 6 時 10 分を回っている!さらに走って、イミグレーションへ。
イミグレーションは長蛇の列・・・入り口で、別れを惜しんでかメキシコのパスポートを手にした人達がキッスの嵐・・・何ともいえない光景でした。
いらいらしながら、イミグレーションを通過。たったの 1 分!キッスも良いけど、だったら早く通過させてよ。とちょっと怒りを感じながらさらにダッシュです。ゲートに着いたのは、ぎりぎり出発時間の 10 分前・・・何とか間に合った!
それにしても、国際空港だというのに、英語くらいしゃべれるスタッフを置けよ、と怒り心頭ですが、何せ Terminal 2 を確認してこなかった私にも責任がある!?
2 時間 30 分でヒューストン到着。乗り換えだし、簡単に終わるかなと思っていた私が甘かった!
ヒューストンでは、乗換えだけだというのに、通常に、アメリカ入国審査、税関検査、アメリカ出国のための荷物検査を実施する、というのです。もう怒りは頂点です!
「I have only 1 hour and 20 minutes for the transition to NARITA here. Therefore, I do NOT want to make a line that long for the immigration.」
そうです。入国審査は長蛇の列。これをまじめに並んでいては、絶対に間に合わない。そこで、「1 時間 20 分の時間で、しかも乗換えだけなのにこんなに並んでられっか!」と声を大にしてイミグレーションの管理官に訴えました。すると、やっぱりアメリカ人。臨機応変!?に、列をスキップして最前列へ。アメリカでは、言わない方が負け、ってこともありますから、必ず訴えてみることが重要です!
それでも入国審査は、指紋検査に写真撮影。税関を通過して、ダッシュ!出国のための荷物検査でまた時間が掛かりました。それでもゲートに 20 分前に到着。何とか乗り継いで・・・
メキシコで、アメリカで、ダッシュダッシュの最終日でした・・・
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