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「2008年05月」のアーカイブ

WordPress 2.5.1 へアップグレード!

ちょっと plugin の互換性があって、躊躇していた WordPress のアップグレードですが、遂に意を決して本日実行しました!って、ちょっと大袈裟ですね。単純に気になっていた plugin の互換性が確認できただけなのですが。

今回は、WordPress のバージョンを 2.3.3 から 2.5.1 へのアップグレード。所謂、メジャーアップグレードいうやつらしく、 2.3.3 で利用可能だった plugin の互換性が、2.5.1 では維持されていないものもあるようで注意が必要ということでした。

まずは、本サイトで利用している plugin の互換性を確認。以下がそのリストです。

利用している plugin

本サイトでは、必要最低限の plugin の導入に留めようと考えていまが、それでも 14 もある・・・さて、plugin の互換性に関して、結論から表示しておきましょう。下のリストで、【OK】は、バージョンアップの必要なく、既存の plugin がそのまま利用でき、【Upgraded】は、WordPress 2.5.x のために最新版がリリースされているので、バージョンアップを実施、【NG】は、現在(2008年5月18日)機能しないと考えられる plugin を示しています。

  1. 【OK】Akismet 2.1.5
  2. 【NG】Worst Offenders 3.0 pre-alpha:WordPress 2.5.x 用に最新のバージョンがリリースされていますが、本サイトではなぜか Error メッセージが出てしまい機能しません。既に、同じ問題点を指摘しているコメントを発見しましたので、間違いないでしょう・・・
  3. 【Upgraded】WP-ServerInfo 1.30
  4. 【OK】wp-db-backup 2.1.5
  5. 【Upgraded】WP-PageNavi 2.30
  6. 【OK】tree-maker 1.1
  7. 【OK】commented entry list 1.2
  8. 【OK】Addicted To Live Search 1.02
  9. 【OK】Sidebar Awaiting Moderation 0.2
  10. 【OK】SBM Popular Entry 1.5
  11. 【OK】runPHP 2.3.1
  12. 【Upgraded】WP-Print 2.30
  13. 【OK】Maintenance Mode 3.2
  14. 【OK】monthchunks 2.1

アップグレードの手順

何にも難しくない、とされていますが、私はメジャーなバージョンアップでは、必ずと言っていいほど失敗することが多いので、以下のような手順を踏みました。

  1. データベースの完全バックアップ:上記の plugin である wp-db-backup 2.1.5 を利用しました。
  2. サーバーのファイルを自分の PC 内へ全てコピー
  3. メンテナンスであることをお知らせする画面設定:なんてことはありません。plugin である Maintenance Mode 3.2 を有効化しただけです。
  4. WordPress 日本語版 2.5.1 をダウンロードして解凍
  5. 全ての plugin を無効化
  6. 2.5.1 をインストールする前に、2.3.3 のファイルを消去:下記、【注意】を参照して下さい。
  7. 2.5.1 のファイルをアップロード
  8. /wp-admin/upgrade.php を実行
  9. plugin を有効化

以上です。

【注意】
上記の手順で、特に「2.3.3 のファイルを消去」では、「WordPress のアップグレード - WordPress Codex 日本語版」に示されているように、以下の点に注意する必要があります。

wp-content とこのフォルダ内の plugins と themes フォルダのアップロードには特に注意が必要です。このふたつのフォルダは、フォルダごとコピーするのではなく、フォルダの中身をコピーしてください。フォルダごとコピーしてしまうと、すでにカスタマイズされていた内容や追加されていた内容が上書きされてなくなってしまいます。また、(最新のインストールファイルは wp-config-sample.php というファイル名になっているので、問題はないと思いますが)ルートディレクトリーの wp-config.php ファイルは、データベースにアクセスするための情報が含まれているので、アップデートせずにそのままにしてください。

これで完璧!?です。あっという間にアップグレード完了です。

久し振りに plugin 導入: Maintenance Mode

久し振りに WordPress の plugin を導入しました。それは、「Maintenance Mode」。理由は、そろそろ現行の WordPress 2.3.3 を 2.5.1 へバージョンアップしようと決心したから。

リンクを閲覧すると英語ですが、サンプルは「WordPress 2.2.1」ですが、しっかりと「WordPress 2.3.3」でも「WordPress 2.5.x」でも機能しています。

導入は簡単です。

  1. ファイルをダウンロード。
  2. ファイルを解凍。
  3. 解凍後にできたディレクトリーを丸ごと WordPress の plugin ディレクトリーへアップロード。
  4. plugin を有効化。

上記の通り、通常の plugin の有効化と同じプロセスです。これで、これからのデザイン変更やその他の作業で、閲覧して下さっている方々に、「メンテナンス中」のアナウンスを実施することができます。

重要なことは、メンテナンスが終了後、「Maintenance Mode」を無効化すること!無効化自体は、plugin のオプションから選定することができますので、plugin そのものを削除する必要や plugin そのものを無効化する必要はありません。

「海外勤務には TOEIC で 800 点が必要」って本当ですか!?

海外出張が終わって、帰国すると同時にとても興味深いニュースが飛び込んできました。「@IT::海外勤務にはTOEICで800点が必要」というのがそれ。

ちょっと気になる部分を抜粋すると・・・

「日本人が国際交渉を第一線で行うのに必要な英語力」を得るために必要だと思う TOEIC の得点を聞いたところ、母数 7294 人のうちの 20% が「900 点以上」が必要と回答した。「750 点以上」が必要だと考えている人は全体の 90%。全体的に、自身が実際に取得している点数では、実践的に必要なレベルに到達していないと考えられていることが分かった。これを受けて寺内氏は、「日本人が国際交渉を第一線で行うには、最低でも、TOEIC 換算で 800 点は必要である」と提言した。

これって、本当ですか!?

私は、TOEIC で 800 点や 900 点以上とっていてもまったく国際交渉で通用しない方々を見てきたし、逆に 550 点程度でも十分に国際交渉ができる方々もたくさん見てきました。

今回、私が海外出張したのは、アメリカとメキシコ。日本に本社を置くお客様のビジネス改革を各国の子会社に伝え、さらに各国の要望を聞いて、あまりにも日本の意向と違う場合は、修正することを要求し、各国の要求がもっともだ、と感じられる内容であれば、日本へその要望を持ち帰ることが任務です。

私は、日本人の国際交渉ができないという問題点は、英語力というよりも、日本人特有の「曖昧な表現と意思決定」である、と信じていて、決して英語力の問題ではないと日ごろから感じています。

たとえば、ビジネス上の交渉において、「Do you agree?」と聞かれて、Yes も No も表現しない。英語ができて、相手の言い分が 100% 理解できても、この類の質問に Yes も No も言わない・・・ひどくなると、「Yes and No」なんて回答する・・・これでは、相手にされません。

英語では、ほとんどが Yes と No の世界です。従って、2 極化の意思決定がどうしても必要になります。英語ができても、そうした回答に合致しなければ、英語での交渉は無理なのです。

実は、私の経験からすると、英語がしゃべれる人ほど、英語での国際交渉の時に、Yes と No をいわないケースが多いように感じます。まずは、詳細に説明を始めてしまいます。まずは、Yes や No を回答しないと、いくら流暢に説明を英語で実践しても・・・

「He/She does not answer for my question.」

なんてことになるわけです。英語は、正確である必要はありません!通じること。しかも、英語圏の文化に合わせて通じることが重要です。

日本において、Yes/No の 2 極化したビジネスは嫌われ易い。もっと検討したほうが良い、ってなことになるわけです。そこで、まずは、英語でのビジネスでは、Yes/No に対応するために、以下のような対応に心掛けるようにするとちょっとは良くなるかも。

  • My answer is currently “Yes.” However, I would like to think a little bit more to provide final answer.
  • No, I disagree because …
  • I agree with you personally. However, I have to ask my boss.
  • To provide my answer, I need to think more.

英語が正しいかどうかは問題ではありません。上記の回答は、まずは回答をだす。そしてもう一つ。全て「私」の意見です。会社の代表として交渉するのですが、海外では「私」がどう考えているかを表現することが重要です。そして、まずは結論を言うこと。

これができるようになれば、TOEIC で 900 点なんて必要ないと思うのですが。まずは、Mind を海外仕様にすること。これが何といっても重要です。

【海外出張 5 日目】:メキシコからつまずく帰国の途

アメリカ、メキシコと仕事自体は順調でした。両国共に、しっかりお客様の現状を把握して、一路、帰国の途へ。

帰国は、コンチネンタル航空で、メキシコからアメリカはヒューストンで乗り換え。成田までの約 15 時間の長旅です。

私が宿泊している Mirage Hotel から International Airport of Mexico City までは、高速バスで約 3 時間。メキシコの出発時間は、午前 7 時ですから、ホテルを午前 1 時 30 分頃出発!ほとんど現地では睡眠をとらずに(NBA の放送をスペイン語で放送してたので意味は解らずとも、時間を費やすには十分でしたが・・・)タクシーでバスターミナルへ。

View from th hotel午前 2 時の定刻。意外と乗客が多くてびっくりしましたが、一路高速をバスで空港へ。終点が空港だったので、高速バスの中では想像以上に熟睡していました。あっという間に、空港着。これが、午前 4 時 50 分。出発までは、まだまだ時間がある・・・これが間違いの始まりでした・・・

コンチネンタルのチェックインカウンターを探します。メキシコシティーの 1 階にコンチネンタル空港のロゴを発見。ところが、ロープが掛かっていてまだカウンターがオープンになっていない。「ちょっと早過ぎたかな、到着が・・・」と思ってしばらく待っていましたが、お客がなかなか来ない。何かあったかな・・・再度確認すると、なにやらメッセージが掛かっていたのですが、スペイン語で書かれていて、まったく理解できず。

不安になって、電光掲示板に表示されている自分の乗車するコンチネンタル空港を確認すると・・・「T2」と表示されている。どうやら「Terminal 2」の意味らしい!

いったい私はどこにいるの?

上記の疑問が頭をよぎったので、あっちこっちで「Is this the terminal 2?」と繰り返しますが、誰も英語が解らないらしい。そうなんです。メキシコは、国際空港でもほとんど英語が通じません!

「Can I take Continental Airline here?」
「Is here the Terminal 1?」
「How can I find the ticket counter for the Continental?」
「Is here Continental?」

とにかく、思いつく英語での質問をあらゆる人々に投げかけますが通じません。既に午前 5 時 20 分。慌てて、最後の頼みと祈りつつ警察官らしき人がいたので、一言;

私:「Continental Airline?」
警察官:「Terminal 2」

そんなことは知っている!ここは、Terminal 1 それとも 2・・・それが知りたいのですが。すると警察官らしい方が;

「Door 6 for Terminal 2」

といったような気がします。どうやら、私がいる場所は、 Terminal 1 の様です。慌てて、Door 6 を探します。全てがスペイン語。英語すら表示がありませんでしたから、もう半分パニックです。

Door 6 と書かれているような気がするところへ行って、背広を着た紳士に;

「I have to check in the Continental Airline. How can I reach the counter for the Continental Airline?」

と質問したと思います。半分パニックですから記憶にありませんが。すると、Waiting bus in here と言われた様で、待っていると小さなバンが到着。空港の従業員ばかりが乗車しているように感じましたが、そんなことを気にしている時間がありません。既に午前 5 時 50 分を回っていましたから。

そして、バンに乗って、何と何と 10 分は走ったでしょうか・・・Terminal 1 と 2 は、とっても遠かった!既に Terminal 2 に到着したときには、既に 6 時を回っていました。「ひょっとしたら間に合わない!?」

暑いメキシコをいよいよ走ります!

やっとのことで、Continental Airlines を発見!何とかチェックインを完了しましたが、既に時計は、午前 6 時 10 分を回っている!さらに走って、イミグレーションへ。

イミグレーションは長蛇の列・・・入り口で、別れを惜しんでかメキシコのパスポートを手にした人達がキッスの嵐・・・何ともいえない光景でした。

いらいらしながら、イミグレーションを通過。たったの 1 分!キッスも良いけど、だったら早く通過させてよ。とちょっと怒りを感じながらさらにダッシュです。ゲートに着いたのは、ぎりぎり出発時間の 10 分前・・・何とか間に合った!

それにしても、国際空港だというのに、英語くらいしゃべれるスタッフを置けよ、と怒り心頭ですが、何せ Terminal 2 を確認してこなかった私にも責任がある!?

2 時間 30 分でヒューストン到着。乗り換えだし、簡単に終わるかなと思っていた私が甘かった!

ヒューストンでは、乗換えだけだというのに、通常に、アメリカ入国審査、税関検査、アメリカ出国のための荷物検査を実施する、というのです。もう怒りは頂点です!

「I have only 1 hour and 20 minutes for the transition to NARITA here. Therefore, I do NOT want to make a line that long for the immigration.」

そうです。入国審査は長蛇の列。これをまじめに並んでいては、絶対に間に合わない。そこで、「1 時間 20 分の時間で、しかも乗換えだけなのにこんなに並んでられっか!」と声を大にしてイミグレーションの管理官に訴えました。すると、やっぱりアメリカ人。臨機応変!?に、列をスキップして最前列へ。アメリカでは、言わない方が負け、ってこともありますから、必ず訴えてみることが重要です!

それでも入国審査は、指紋検査に写真撮影。税関を通過して、ダッシュ!出国のための荷物検査でまた時間が掛かりました。それでもゲートに 20 分前に到着。何とか乗り継いで・・・

メキシコで、アメリカで、ダッシュダッシュの最終日でした・・・

【海外出張 4 日目】:メキシコで息切れ!原因は・・・

メキシコでは、1 日中仕事の計画。朝 8 時にお客様がホテルへ迎えてくれました。車で高速を 15 分ほど走ると目的地のお客様の工場に到着。ミーティングは 9 時スタート。

まずは、プレゼンテーションを 3 時間、お客様側のメキシコ社の社長と 1 時間ほど会談。その後、工場見学という計画でした。プレゼンテーションは、45 分やったら 15 分休憩して下さい、とのリクエストでしたので、その通りにする予定でした。メキシコでは、ビジネスミーティング中は、コーヒーにビスケットを食べながら、といった形式が普通だそうで、その通りに準備されていました(ヨーロッパでもビジネスミーティングは、コーヒーにビスケットを食べながらが普通です!)

最初の 45 分のプレゼンテーションが終了すると・・・なぜか、いつも以上に汗が出る・・・しかも、心臓の鼓動が激しく息苦しい。それでも、「ちょっと調子に乗り過ぎかな」と考えながら、15 分の休憩時間に、外にある喫煙場所へ。結構歩くのですが、海外では普通ですから、お客様の喫煙する方々と話しながら喫煙場所へ。

動悸がどんどん激しくなる!

どうしたんだろう・・・困った・・・まだまだミーティングは継続するというのに、このまま動悸が激しいまま、具合が悪くなったらどうしよう。喫煙所で、タバコをくゆらすと・・・もう動悸が激しくて、明らかにいつもと違う!どうしよう・・・

そんな状態が判ってしまったのか、お客様から、「大丈夫ですか?何か息が苦しそうですよ!」

と指摘されてしまいました。こうなったら仕方がない。真実を打ち明けよう。

「プレゼンが終わったころから、動悸が激しくて・・・こんなことはこれまでに無かったんですけど・・・」

すると、皆さんが大笑い!

「なんだ、ここのお客さん。ミーティングが無くなったら良いとでも思っているんじゃない!?」

こんなことを考えていると、一人のお客様が、以下の様なお言葉を。

「ここは、標高 1800m 位に位置しているんです。富士山でいうと、4 合目から 5 合目くらいに位置するんです。だから、空気が薄いんですよ。日本から来ると、多くの方々が息切れしてしまうんですよ。プレゼンの時に、あれだけ動き回っていて、声も大きいし、それでいてタバコですから。息切れするんじゃないかと心配していましたが・・・息切れして当たり前なんですよ。」

なんと!私は、日本語でも英語でもプレゼンでは、結構歩き回る癖があって、今回はアメリカに引き続いての英語のプレゼンだったので、従来の英語の調子も戻ってきて、動き回る大きさも、意識して大きくしていたのです。

ちょっと安心。次からのプレゼンでは、座ってやらせて頂いて。動悸も治まり、何とか一日の計画をすべて完了。夕食は、ホテルでアメリカンスタイルで完了して、メキシコでの仕事完了。

明日は、帰国です!

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