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カテゴリー:「戯言:ビジネス」に関するアーカイブ

文字通り仕事関連の投稿記事。コンサルタントとしての視点を独断と偏見で・・・

【中国出張:総括】:「広州白雲国際空港」と「新世紀酒店」

2008 年 6 月 4 日は、タイから中国は広州へと移動の日。Bangkok から中国広州(Guangzhou)へは、直通便はタイ空港の便があるようですが、私は常に Northwest ですから・・・タイからは成田経由での中国は広州へ向かうことになります。

タイの「スワンナプーム新国際空港::Suvarnabhumi Airport」を午前 6 時発の Northwest 22 便で成田へ。成田着は、14:25 で、成田から中国広州へは、19:15 発の Northwest 27 便で向かいます。広州の国際空港の正式名称は、「広州白雲国際空港(こうしゅうはくうんこくさいくうこう)::Guangzhou Baiyun International Airport」です。

これまで、台湾や香港への出張はあるのですが、中国本土は初めての体験になります。4 時間余りの成田での待ち時間は、結構簡単に過ぎて、一路広州へ。約 4 時間 30 分のフライト。広州は、北京、上海に次ぐ中国第 3 位の都市。日本との時差は 1 時間しかありませんから、まったく時差も気にならず。空港到着は、午後 11 時。イミグレーションも税関もとっても簡単に通過。何一つ会話することもなく・・・(こんなに簡単でいいのかな・・・何て感じましたけど)

タイと同様、英語は全くと言っていいほど通じません!というより、タイよりも状況は悪い気がしました。空港には、まったく日本表示なし。最近の国際空港では、日本語は標準語のように、空港のあっちこっちに日本語での案内があるのですが、中国広州は全くなし。

さて、中国での宿泊は、「新世紀酒店::The New Century Hotel」です。広州の空港からは、車で行くと 10 分 から 20 分ほど、と聞いていましたからタクシーで。

空港を出ると、Taxi と明らかに解り、日本のようなメーター付とそうではないいわゆるハイヤーとがありますが、ビックリするほど値段が違いますから要注意!私と一緒のコンサルタント連中は、普通のメーター付のタクシーに乗車したそうで、ホテルまでは 75 元(約1,300 円)!私はハイヤーを利用して・・・250 元(4,400円)もしました・・・ただ、日本に比べれば、まだまだ安い感覚はあるのですが。

宿泊先の「新世紀酒店::The New Century Hotel」でした。ガイドでは、4-Stars ホテルということでしたが・・・フロントデスクでは、深夜ということもあってか、全く英語が通じませんでしたが、紙に日本語の漢字で表現すると何とか理解してもらえるといった何とも不思議な状況でした。

部屋は、交渉次第ではかなり安くなりますが、最高級の部屋でも日本円にすると 1 泊 10,000円しません!ただ、日本語どころか英語のテレビ番組はありませんし、日本語の案内や日本食レストランも全くありません。

また、クレジットカードの明細や領収書も全て中国語・・・海外出張で、これだけ英語が通用しないことはこれまでにはありませんでした(逆に漢字で表記した方が理解してもらえるという不思議な国です!)そういう意味では、国際化が遅れるている大国といった感じがしましたが。

広州は、香港に近く、気候は暑くて湿気も高く・・・私の苦手な国の Worst 3 に入る感覚・・・個人的には、Singapore、Philippines、China といったところが苦手な国。「気候、食事、言語」が大きな要因です。

【タイ出張:総括】:タイの諸事情

2008 年 6 月 2 日、3 日とタイのお客様とのミーティング。ミーティング自体は、英語で大丈夫でした!そりゃそうですよね。グローバルプロジェクトを実施しているお客様ですから、現地のお客様が英語ができないというのは問題ですから・・・

タイと日本では 2 時間の時間差があります。日本が午後 10 時ならタイは午後 8 時です。この時間差は、ほとんど気になりません。ただ、ご存じのように、気温ははるかにタイの方が暑い・・・日中は 30 度を超えます、当たり前ですが。暑いのが苦手な私には、ちょっと耐えがたい暑さでした。ましてや、今の季節、雨が多く蒸し暑い。

私個人は、タイ料理が大の苦手!以前から、無理してタイ料理を食べては体調を崩していましたから、この出張ではタイ料理を食べないことに決めていました。例えお客様から誘われても、このことに関しては徹底!功を奏して、まったくの体調知らずでタイの時間を過ごすことができました。

ホテル等の水は、絶対の飲まないように!これが、現地で仕事されている日本人のお客様の注意事項です。

宿泊した「Tawaravadee Resort Hotel」には、日本亭といった日本レストランがあり、昼食から日本食をとることができますから安心!ただしこのレストラン、まったく日本語も英語もできませんからご注意を。

また、携帯電話(私は、FOMA N905iμ)ですが、ほとんど全ての機能が利用できました。通話は勿論ですが、i モード、携帯メール、更にはインターネットへアクセスしてのウェブメールも大丈夫!

以前来た時と比べると、随分と新車の車が増えて、経済成長を見て感じることができるタイ、といった感じがしました。あくまでも独断と偏見ですが。

【タイ出張:総括】:「スワンナプーム新国際空港」と「Tawaravadee Resort Hotel」

先月のアメリカ、メキシコ出張。そして、2008 年 6 月 1 日から 7 日まで、タイ、引き続き中国へ出張と、久しぶりの海外出張の連続です(って、本来はこうした生活が当たり前のはずだったのですが・・・)。タイのホテルからのネットへの接続が有料!更には、とにかく忙しくてブログをやっている時間が無かったので総括ということで。

【2008 年 6 月 1 日】
午後 7 時発の Northwest 21 便。行先は当然ですがタイはバンコック(Bangkok)。タイへの出張は意外と多くて、これが初めてではありませんが、久し振りのタイでした。2006 年 9 月に新しく開港した「スワンナプーム新国際空港::Suvarnabhumi Airport」到着は、現地時間で午後 11 時 40 分。かなり大きくなって(成田空港の 3 倍で世界最大の床面積を誇ります!)、更には綺麗になったといった情報があったのでかなり期待していったのですが・・・

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実際の到着は、予定より 20 分遅れ。おおよそ現地時間では、午前 0 時といったころ。まっ、飛行機の遅延はいつものことですから、まったく問題なし。イミグレーション、税関を難なく通過。荷物は、機内持ち込みだけですので、荷物を待つことなく出口へ。世界最大の床面積といわれても、残念ながらそうした実感は全くありませんでした。免税店や出店する店が増えているかなといった感じのみ。ちょっと期待外れ。

それにしても、空港そのものは、かなり綺麗になっていたし、大きくはなっていましたが、一旦、税関を通過してしまうと、相変わらず日本も英語も話せるスタッフが少ない・・・どうして、アジアの国際空港では、英語が話せるスタッフが少ないのでしょうかね~欧米に馬鹿にされてしまう原因です。

実は、私が心配していたのは、空港から宿泊予定の「Tawaravadee Resort Hotel」までの交通手段。タクシーを使おうと考えていましたが、何せ空港から距離にして、約 140km も離れていて、車でも約 2 時間は掛る、とお客様からのアドバイス。タクシーに乗車できるかな、と考えていましたが。

空港内に、「Airport Official Taxi」ってな看板があって、黄色いジャケットを羽織った女性の方々が大勢経っていて、「Taxi は如何!?」と日本語で、英語で話し掛けてきました。こうした商売目的のことだけは英語でできるんだな、とちょっと機嫌が悪くなりましたが、何といってもここは異国の地。黙って、「Airport Official Taxi」をお願いして、一路ホテルへ。Official Taxi ということもあって、事前に料金を明確に提示してくれるし、クレジットカードでの支払いができました。高速料金を含めて、3,000 タイバーツ!日本円にすると約 10,000 円。まっ、妥当な値段かな。

ホテル到着は、既に午前 2 時過ぎ。そんな出張はしょっちゅうですからまったく気になることはありませんが、この「Tawaravadee Resort Hotel」のフロントは、ほとんど英語は通じません。リンクを確認して頂くと解りますが、日本語のウェブサイトも存在するし、ホテル内には「日本亭」といった日本食レストランもありますから、英語ではなく日本語をトライしましたが、まったく通じず・・・

「Checking in」
「Paying by a Credit Card」

上記の二言だけですかね、通じた英語は!これにはさすがに参った・・・ホテルキーを渡されて、部屋までは無事にたどり着きましたが、かなりの驚きでした。部屋には、日本語の案内もあるのですが。どうせなら、日本語の案内サイトや英語のガイド等は止めて欲しいですね、できないんだから!

それと・・・

ホテルの各部屋は、いろいろな棟があるのですが、部屋以外の通路等は、オープンドア。風通しが良く涼しいのですが、何といってもオープン・・・まずは、本当に綺麗な!?緑色のトカゲに遭遇!更には、大きな蝶(というより、私に言わせれば「蛾」です!)に遭遇。どうしてこうした生物が部屋にはいない、と補償できるのか全く理解できないのですが、何といっても高級ホテルだそうでして。宿泊するような場所は他にはなさそうだし。

海外出張準備のための持ち物チェックリスト

毎回海外出張をする時に、「あれっ!?以前、持ち物チェックリストを作成したんだけどな・・・どこいったかな・・・」と探し回っていました。先週の海外出張の時も全く同じことを繰り返しています。

一念発起!?して、本ブログに「持ち物チェックリスト」を作成しておこうと思います。

必需品

以下のリストは、忘れたらお話になりません・・・つまり、渡航先に入国できなくなるので、絶対に忘れてはいけない持ち物ですが、それでもいくつか確認すべき内容があるので、リストしておきます。

  • パスポート:
    有効期間が 6 ヵ月未満でないことを確認すること。有効期間が 6 ヵ月未満だと渡航先によっては、入国できない!
  • 航空機チケット:
    最近では、E チケットなんていうのもあるようなので、チケットの種類を確認すること。また、予約が完了していると旅行会社や所属している会社等が主張していても、自分で予約の確認をすること。帰国したいのであれば!?復路に関しても実施しておくこと。
  • 入国に必要な書類:
    日本を出国前に渡航先の入国に必要な書類を確認しておくこと。特に 1 ヵ月以上の滞在が必要な時、渡航先で収入が発生するときは必ずチェック。「仕事」が目的で渡航先へ入国する場合、ビザが必要なことがあります。
  • 現金とクレジットカード:
    日本円とアメリカドルを準備できれば Best。更にクレジットカードは、VISA と Master が欲しいところ。JCB や American Express だけでは通用しない国もありますので。出国前に渡航先通貨を準備できればなお良いのですが・・・

上記の 3 点を忘れなければ、まずは渡航先に入国はできるでしょう。ただ、経験的に、以下に関しても確認しておくとよいでしょう。

  • 航空機の乗り換えスケジュール:
    乗り換えがある場合、十分に乗り換え時間があるかどうかを確認すること。可能であれば、航空会社が違った乗り換えには、最低でも 2 時間は余裕が欲しいところ。また、アメリカは、乗り換えだけでも、他国からの場合、「入国審査、税関検査、出国荷物検査」のプロセスが必要で、時間的には 2 時間はたっぷりと掛かると考えていた方が良い。
  • 空港の営業時間:
    意外とこれってやっていない方が多い!?成田のように 24 時間営業していな国際空港だと、両替ができなかったり、到着してもタクシーはなかったり。以外とこれって、入国できたとしても致命傷になり易いので確認することにこしたことはありません。
  • 外務省の渡航先情報:
    私は、自分の仲間に海外出張の指示をする立場でもあるため、「外務省::海外安全ホームページ」で、渡航先の国の情報は必ずチェック。

これで、出発前の準備としての最低限の準備が完了する、ということになります。結構、「必需品」としても沢山ありますよね。

必需品ではないけど・・・無いと困るかもしれないもの

個人差があると思いますが、以下のリストは、私にとっては無くても意外と困らないものです。しかし、普通!?の方には必需品かもしれません。

  • ホテルの予約:
    宿泊先の確保は絶対に必要、という方がほとんどかもしれませんが、私は結構なくても「渡航先でも何とかなるし・・・」と考えていますから、「必需品」には入れていません。
  • 渡航先の観光案内のようなもの
    地図がないと安心できない、という方がいらっしゃるそうですが、私個人としては、現地語で記載されているホテル名、住所等は、必ずコピーを持参するようにしています。特に英語圏ではない場合は、重宝することが多いようです。

上記で、海外出張するには十分ですが、一応、数日にしても生活するわけですから、そのためにあった方が良いものをリストしておきましょう。

あった方が便利なもの

例え、持参することを忘れたとしても、現地で購入できれば問題はないのですが・・・購入する時間がなかったりすると困りますから、以下のものは日本から持参する方が良いでしょう。

  • 歯ブラシと歯磨き粉:
    日本のように歯ブラシがホテルに揃えてあることはめったにあありません。例え、ホテルが高級であっても。
  • 髭剃り:
    男性であれば、準備していった方が無難です。これもまた、置いてあるホテルは無い、といっていいでしょう。
  • オーデコロン:
    これは、まったくもって私個人の問題ですね。ただ、これがないと落ち着かないし・・・加齢臭もしてきたことだし。
  • 下着と衣類と靴下:
    どんなんに長い滞在でも 4 泊分の下着と衣類と靴下しか持ち歩きません。ホテルでクリーニングに出すことが前提です。
  • ソケットアダプター:
    最近の電化製品は、海外でも使えるような設計になっているものが多いようですが。それでも、現地のソケットに日本製品があわないことがあります。そのために、せっかく電化製品を持っていても使えないということがありますから、私は、忘れない限り、このソケットアダプターは持参しています。

これ位で十分でしょうか。その他に当然ですが、仕事で利用する Note PC や携帯電話、その他の書類等は、個人差があるでしょうから、ここでは特に取り上げません。

上記のような出張時の持ち物とは別に、可能な限り、1 泊分の着替えは、手荷物で機内に必ず持ち込むようにしています。理由は、アクシデントで、飛行機が出国しなかったり、目的地以外に着陸したような時に重宝します。以前、出国後に、飛行機がエンジントラブルで出発地に戻ったのですが、この時は、一度出国しているから、という理由でチェックインした荷物を開けることができずに、1 泊を過ごす必要があった、という経験からの教訓です。

「海外勤務には TOEIC で 800 点が必要」って本当ですか!?

海外出張が終わって、帰国すると同時にとても興味深いニュースが飛び込んできました。「@IT::海外勤務にはTOEICで800点が必要」というのがそれ。

ちょっと気になる部分を抜粋すると・・・

「日本人が国際交渉を第一線で行うのに必要な英語力」を得るために必要だと思う TOEIC の得点を聞いたところ、母数 7294 人のうちの 20% が「900 点以上」が必要と回答した。「750 点以上」が必要だと考えている人は全体の 90%。全体的に、自身が実際に取得している点数では、実践的に必要なレベルに到達していないと考えられていることが分かった。これを受けて寺内氏は、「日本人が国際交渉を第一線で行うには、最低でも、TOEIC 換算で 800 点は必要である」と提言した。

これって、本当ですか!?

私は、TOEIC で 800 点や 900 点以上とっていてもまったく国際交渉で通用しない方々を見てきたし、逆に 550 点程度でも十分に国際交渉ができる方々もたくさん見てきました。

今回、私が海外出張したのは、アメリカとメキシコ。日本に本社を置くお客様のビジネス改革を各国の子会社に伝え、さらに各国の要望を聞いて、あまりにも日本の意向と違う場合は、修正することを要求し、各国の要求がもっともだ、と感じられる内容であれば、日本へその要望を持ち帰ることが任務です。

私は、日本人の国際交渉ができないという問題点は、英語力というよりも、日本人特有の「曖昧な表現と意思決定」である、と信じていて、決して英語力の問題ではないと日ごろから感じています。

たとえば、ビジネス上の交渉において、「Do you agree?」と聞かれて、Yes も No も表現しない。英語ができて、相手の言い分が 100% 理解できても、この類の質問に Yes も No も言わない・・・ひどくなると、「Yes and No」なんて回答する・・・これでは、相手にされません。

英語では、ほとんどが Yes と No の世界です。従って、2 極化の意思決定がどうしても必要になります。英語ができても、そうした回答に合致しなければ、英語での交渉は無理なのです。

実は、私の経験からすると、英語がしゃべれる人ほど、英語での国際交渉の時に、Yes と No をいわないケースが多いように感じます。まずは、詳細に説明を始めてしまいます。まずは、Yes や No を回答しないと、いくら流暢に説明を英語で実践しても・・・

「He/She does not answer for my question.」

なんてことになるわけです。英語は、正確である必要はありません!通じること。しかも、英語圏の文化に合わせて通じることが重要です。

日本において、Yes/No の 2 極化したビジネスは嫌われ易い。もっと検討したほうが良い、ってなことになるわけです。そこで、まずは、英語でのビジネスでは、Yes/No に対応するために、以下のような対応に心掛けるようにするとちょっとは良くなるかも。

  • My answer is currently “Yes.” However, I would like to think a little bit more to provide final answer.
  • No, I disagree because …
  • I agree with you personally. However, I have to ask my boss.
  • To provide my answer, I need to think more.

英語が正しいかどうかは問題ではありません。上記の回答は、まずは回答をだす。そしてもう一つ。全て「私」の意見です。会社の代表として交渉するのですが、海外では「私」がどう考えているかを表現することが重要です。そして、まずは結論を言うこと。

これができるようになれば、TOEIC で 900 点なんて必要ないと思うのですが。まずは、Mind を海外仕様にすること。これが何といっても重要です。

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