ビジネス哲学!?平川克美氏と岩井克人氏
内田樹、平川克美著「東京ファイティングキッズ」(朝日文庫:2007年5月)は、予想以上に面白く、内田氏のいつもの軽快な言い回しはいつものように感心させられますが、それに加え平川氏のビジネスに関する視点もちょっとこれまでに無い面白さがあります。
ビジネスそのもに関する記述というよりは、ビジネス哲学ともいうのでしょうか。これまでにない新鮮さがあります。残念ながら、内田氏のビジネスの話が少ないのですが、平川氏の話で充分に満足できる!?はずです。
企業戦略や戦術といったところは、実はアメリカの軍隊用語だったのですが、それをズバリ指摘していて、数字だけの戦略思考に注意を促しているところは、正に的を得ているような気がしています。
上記の内容から、私個人が興味を惹かれる平川氏の著書 2 冊をリストしておきたいと思います。
上記の書籍のタイトルから、平川氏独特のビジネスに対する視点が期待できそうです。特に、「戦略反対論者」の平川氏の論点は、一度確認してみたいところです。更に、「株式会社」という構成にも何やら疑問を抱いているのでしょうか。書籍のタイトルだけでも気になる存在です。
そうした平川氏が愛読しているのが、日本の経済学者で東京大学経済学部教授の岩井克人(いわいかつひと)氏だそうです。
ちょっと調べてみると、結構面白そうな本を出していますね!岩井克人著「ヴェニスの商人の資本論」(ちくま学芸文庫:1992年6月)【購入済】は、ちょっと古いようですが、ビジネスの根本を解いている内容のようで、かなり興味をそそられますね!
その他にも、個人的には、岩井克人著「二十一世紀の資本主義論」(ちくま学芸文庫:2006年7月)と岩井克人著「貨幣論」(ちくま学芸文庫:1998年3月)も興味がありますが・・・これまでに「資本主義」を真剣に考えたことがありませんから、尚更勉強したくなる!
Amazon での評価もかなり高いようですね。