遂に Japan Basketball League (JBL) が始まりました。そうです、日本バスケットボールリーグです!バスケットボールをやっていた方ですら知らない方がいますが(興味がない!?)、今年から始まったまったく新しいリーグなんです。
(JBL 日本バスケットボールリーグという)この男子のリーグは、元々プロ化を目指してバスケットボール協会が進めていたものですが、有力チームの反対もあってプロ・アマ混在のままスタートすることになったそうなんです!
上記からもお解かり頂けますように、JBL は男子のみ!女子に関しては、WJBL といってまったく別のリーグが組織されています。更に・・・
プロバスケットボールには、独立して「bi リーグ」というのも存在しています。こちらは、完全なプロリーグ。現在、10 チームで構成されていますが、ここに登録されている選手は、バスケットボール協会に登録していませんから、なんと日本代表になる道は無いのです。
こうしてみると日本のバスケットボールは、分立して進化していて、日本代表といっても本来の代表の形とは違っているわけです。
昨年の世界選手権での 13 億円超の赤字に関しては、本ブログでも「バスケ男子世界選手権、赤字 13 億円超・・・」として公開しましたし、期待された北京オリンピック出場でしたが、ふたを開ければアジア選手権での惨敗。詳細は、本ブログの投稿記事、「やっぱりオリンピックならず!男子バスケットボール」でもご紹介しました。
今最も必要なことは、日本のバスケットボールが一致団結して、本気で世界にどうやって挑むかを考える必要がある。そうしなければ、日本のバスケットボールは衰退の一途を辿ることになってしまうでしょう。では具体的にどうやって・・・ここからは、私の独断と偏見ですが。
まずは、「bi リーグ」を日本バスケットボール配下に組織します。何も JBL と一色にする必要ないと思います。「JBL」と「bi リーグ」をプロバスケットリーグとして位置付け、レギュラーシーズンとその後にプレーオフを開催し、最終的には日本シリーズのような「JBL」の優勝チームと「bj リーグ」の優勝チームを戦わせるような形式をとれば、バスケットボール人気も回復するのではないでしょうか。
「bi リーグ」が日本バスケットボール協会に所属することによって、「bj リーグ」登録選手にも日本代表選手となるチャンスがでてきますから、お互いのリーグで切磋琢磨することができるようになると思うのですが。こうした組織的な問題をまずは改革しなければなりません。
更に、日本チームとしては、「高さ」を追及するのではなく、「速さ」を追求し、マン・ツー・マンからゾーンへ変更する必要があるのでは無いでしょうか。身体能力において、欧米に勝つためには、マン・ツー・マンでは限界があります。それに比べて、ゾーンディフェンスであれば、速攻へと転じるための体力を少しでも温存することができるはずです。以前、日本女子バスケットボールが「忍者ディフェンス」という変幻自在のゾーンディフェンスで世界選手権 3 位といった実績が、日本人の器用さと速さを生かしたスタイルのバスケットボールのヒントになっているはずだと信じているのですが。
こうした改革を実施することで、まだまだ日本バスケットボールには、復活のチャンスがあると思うのですが・・・私のような小さな力が何とかどこかに届いてくれないかな~なんて考えながら JBL を観戦している・・・
上記に関連して、アジア選手権が始まる前に NHK が興味深い投稿記事を公開しています。「解説委員室ブログ:NHKブログ::バスケットボール界の行方」というのがそれ。こちらも是非、興味のある方は一読されることをお勧めします。