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カテゴリー:「戯言:スポーツ」に関するアーカイブ

戯言の中で、スポーツに特化した投稿記事。

サーブ・アンド・ボレーに関する新書がある!

サーブ&ボレーはなぜ消えたのか―テニスに見る時代の欲望 (ベースボール・マガジン社新書 (005))インターネットを何となく徘徊していると、なんと武田薫著「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか―テニスに見る時代の欲望」(ベースボール・マガジン社新書(005):2007年11月)という新書を発見。

以前は、まったく関心の無かったテニスですが、次女がテニスをやっているので、上記のような新書も購入したいと感じるようになったわけで。

特に、ジュニアテニス(18 歳以下)の女子では、たとえ全国大会へいっても「サーブ・アンド・ボレー」を実践している選手は皆無・・・ところが、私個人としては、「テニスは、サーブ・アンド・ボレーが究極の攻めのスタイル」と信じているので、何とか次女には実践して欲しいのですが、女子プロテニスの世界でもあまり見ることができませんよね。

目次を見ると・・・

第1章:消えゆくサーブ&ボレーヤー
第2章:サーブ&ボレー ー 以前とテニスの生い立ち
第3章:敬遠されたサーブ&ボレー社交界との決別   
第4章:テニスは儲かる!ー プロの登場とボレーの躍進
第5章:オープン化と混沌の時代 ー マッケンローへの布石 
第6章:オリンピック復帰とサーブ&ボレー       
第7章:歴史に消されたサーブ&ボレーヤー
終章:フェデラーという終着駅

やっぱりかなり興味がある!

何だか泣けてくる!中村藍子プロ、優勝賞金 225 万円・・・

日本テニス界最高峰の大会である「全日本テニス選手権」で、女子シングルス決勝が本日開催され、中村藍子プロが初の優勝を飾りました。これまで、過去 2 度の決勝戦を戦っているようですが、どちらも敗戦の準優勝だったそうです。

まずは、おめでとうございます!

NHK 教育テレビでも放映されていましたので、最初から最後までしっかりと番組を観ていました。優勝後、インタビューで、「本当にうれしい。やっと成長できた気がする」とコメントしたのが印象的でした。

これまでと違って、スライスショットやドロップショットとストローク一辺倒の試合運びから一転した試合展開にちょっと驚きもあったのですが・・・まだまだ 24 歳!これからの活躍が期待できますよね!ただ・・・

「Yahoo!ニュース::中村藍子が念願の初優勝/テニス(日刊スポーツ)」に以下のように記述されています。

第 1 シードの中村藍子(ニッケ)が、3 度目の正直で念願の初優勝を飾った。初の決勝に進んだ第 4 シードの波形純理(北日本物産)に 6-2、6-1 のストレートで快勝。優勝賞金 225 万円を獲得した。

第 1 シードとはいえ、64 選手が参戦。優勝までに、5 試合に勝利しなければ優勝できません。しかも、ほとんどの選手がプロ選手。並大抵の実力では優勝できないはずなのですが・・・やっとのことで優勝して、賞金は・・・225 万円!

女子プロゴルフの優勝賞金は、ほとんどの大会で 1,000 万円越え・・・しかも 10 大会を超える大会が開催されていて、今年の賞金女王争いは、年間獲得賞金 1 億円を超えています。

それに対して 225 万円・・・何だか泣けてきます!

もうちょっと、日本テニス協会も考えて、もっと優勝賞金を上げる努力をする必要があると思うのは私だけでしょうか?こうした優勝賞金である限り、日本国内のテニスは、活況になることは無い。世界を転戦していた方が、賞金が大きいですから。

追記:2007-11-19
「Yahoo!ニュース::上田桃子が今季5勝目 最年少の賞金女王確定」に上記で触れているプロゴルフに関して以下のような記事が・・・

賞金ランク 1 位の上田桃子が 3 バーディー、3 ボギーの 72 にまとめて初日からの首位を守り、通算 7 アンダーで今季 5 勝目。賞金総額を 1 億 5961 万 2232 円とし、最終戦の LPGA ツアー選手権リコー杯(優勝賞金 2500 万円)を残して賞金女王に決まった。上田は 21 歳 156 日で、96 年に福嶋晃子が賞金女王になった時点の 23 歳 148 日を抜く最年少記録。大山志保が昨年獲得した 1 億 6629 万 957 円の史上最多額にも迫っている。

上記の賞金総額は、国内ツアーのみで達成です。テニスは、こうした達成感が国内だけでは持つ事ができませんから、プロ選手は世界へ出て行く。そして、日本人の注目を集めずに帰国する・・・そんなことをいくら繰り返してもね~メジャーにはなりませんよ。

シャラポワが良い!Sony Ericsson Championships 2007

Sharapova年間の WTA 世界ランキング上位 8 名のみがエントリーできる「Sony Ericsson Championships」がいよいよ決勝戦を迎えるようです。

決勝戦は、世界ランキング No.1 のジャスティーン・エナン(Justine Henin) と、No.6 のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova) の対戦となりました。

技のテニスとパワーテニスの勝負といったところなんでしょうか。それにしても、暫く以前のような快進撃がなく、成りを潜めていたシャラポワという感じで、久し振りのシャラポワの決勝戦進出という感じです。

シャラポワに関しては、ウェアの露出度が時間と共に多くなって、テニスの実力よりもファッション性のほうが先行していて、一時のように勝てなくなると市場とは冷たいもので、まるで「負け犬」のような扱いだったのが気になっていたのですが。

ところが、今年の「Sony Ericsson Championships」でのウェアーをご覧下さい。なんとも質素で、落ち着いた感じがしませんか!?個人的には、以前ような露出度が多い、何が何だかまったく解らないウェアーよりも数段良く見える!やっぱりテニスは、派手さよりも、淑女を演出する道具が似合っている、と感じるのは私だけでしょうか。

まだ、若干 20 歳!まだまだこれからがピークです。淑女で頑張って欲しいものですが・・・

追記:2007-11-12
決勝戦は、大接戦の末、エナンが勝利したようです。試合時間 3時間24分!試合の様子は、「タケゾウ日記::〈SEC〉勝利をもぎとったエナンが大会2連覇!」で詳細を読むことができます。

追記:2007-11-13
「hΛlの女好き日記::チャンピオンシップス@マドリッド 決勝 ジュスティーヌ・エナン vs. マリア・シャラポワ 5-7 7-5 6-3」にも独自の視点で面白い記事がありますので、興味ある方は是非一読を!

劣勢の時こそポジティンブシンキング

新書、茂木健一郎著「すべては脳からはじまる」(中公新書ラクレ:2006年12月)に限らず、脳科学の世界では、悪い方向に考えれば、全てが悪いようになるというのが、共通の認識のようです。

茂木氏は、以下のように記述しています。

人間というのは弱いもので、負けが込むと、どうしても気持ちが暗くなり、この先ますます悪くなるのではないかと思い込んでしまう。前頭葉の特定の部分の活性が落ちると、気分が落ち込み、鬱状態(うつじょうたい)になることが知られている。(中略)敗戦で、当然のことながら、そのような脳の神経回路の反応が起こり、暗い気持ちになってしまうのである。(p.219)

上記と同様の記述は、これまで読破したいずれの脳科学に関する新書にも記述の仕方は違えど示されています。如何に、ネガティンブな考え方が良くないかを示しているといえるでしょう。

しかし、脳というものは、そうした逆境でも「ばね」のような力を持っているそうで、以下のように示されています。

その一方で、脳には逆境でも自らを奮い立たせる「ばね」のような力も備わっている。人生は順風満帆のときばかりとは限らない。調子が悪いときにこそ、脳の情動系(補足:喜怒哀楽の感情のこと)や前頭葉を中心とする「自らを奮い立たせる回路」の真価が問われるのである。

脳というものは、面白いもので、どんな理由であれ、自信を持ち、前向きに行動するような活動が生まれると、ちゃんとそれに伴ったさまざまなプロセスが派生する。ポジティブな考え方を持つに至った理由が何であれ、その効用は同じことである。(p.219)

ここぞという場面で、「できる人」というのは、スポーツであれ仕事であれ、意外と一気に劣勢を挽回することができるのは、こうした「脳の特性」をふんだんに利用しているのでしょう。「根拠の無い自信」は、脳を活性化するのに一役かっているのでしょうね!

試合の前から、「もしかしたら負けるかも・・・」と考えた瞬間に、既に脳の中ではネガティンブに働き始める。それよりも、根拠がなくても、「今日は勝ている」とか「今日は良いゲームにする」といった自信を持つことが必要なのでしょう。

スポーツで強くなるための科学的アプローチ

スポーツは「良い子」を育てるか (生活人新書)新書、永井洋一著「スポーツは「良い子」を育てるか」 (生活人新書:2004年6月)は、衝撃的な内容が記述されているということは、投稿記事「スポーツは「良い子」を育てるか!?」で公開しました。

この新書、スポーツの在り方、特に少年少女のスポーツに対して大人のあり方を痛烈に批判し、本来のスポーツの在り方を説いていますが、更により強い選手になるための「科学的アプローチ」というものも説明しています。その「科学的アプローチ」は、これまでの脳科学の世界でも似たような記述がありますので、かなり説得力がありますが、基本的には我々のビジネスの世界でも実践しているような内容で、ちょっとビックリしました!(っ、結構当たり前のことですが・・・)

その科学的アプローチとは、以下のようなステップです。

  1. 分析:
    現在の状況を冷静に把握すること。スポーツの世界は、特に技術・戦略・体力の要素に関して、何が不足しているのか、それをどのレベルまで引き上げれば目的を達成することができるのか、ということを把握する。
  2. 仮説:
    分析できた事項に対して、解決策を探り、一つの方法を用いることを決める。
  3. 実践:
    仮説で引き出した方法を試してみる。このとき、常に実践していることが正しいかどうか、確認しながら試すことが重要。
  4. 検証:
    一定期間、仮説に基づいた実践を行った後に、それが正しい効果を導き出しているかどうかを確かめる。
  5. 新たな仮説と実践:
    検証の結果、1 ~ 4 のアプローチが正しいものであったと判断されれば、次のステップも同様の方法を用いる。修正が必要な部分が見つかれば、新しい方法について再び 2 の仮説からスタートする。

(上記新書:p.205 ~ 206 を参照)

ビジネスの世界での「問題解決のステップ」で語られている内容とほとんど同じです。ここで、詳細を記述することはしませんが、やぱり上記のようなアプローチが最も効果的で、もっとも簡単である、と感じるのは私だけではなさそうです。

重要なことは、上記のようなステップを信じて実践すること!それによって「強くなっている」と自覚ができれば、更なるアプローチの向上を図っていけば良い。

結構、新書自体は、衝撃的な内容ですが、上記のような「やるべきこと」も示されているのは好感がもてる新書です。

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