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カテゴリー:「戯言:スポーツ」に関するアーカイブ

戯言の中で、スポーツに特化した投稿記事。

バスケット協会:JOC 理事会が「無期限の資格停止」決定

以前から何度も日本バスケットボール協会に関しては投稿記事にしていますが、遂に「お上」の逆鱗に触れることになったようですね!

「毎日jp(毎日新聞)::バスケット協会:JOC理事会が「無期限の資格停止」決定」によれば、以下の通りです。

日本オリンピック委員会 (JOC) は 18 日、理事会・評議員会を開き、次期役員人事を巡って紛糾している日本バスケットボール協会に対して、無期限の資格停止を決めた。(中略) JOC は「正常化」の定義として、バスケット協会が 2 日に開いた役員選考委員会と臨時評議員会の決定を無効にし、役員選任をやり直すことも確認した。協会は 7 度の流会の末に、2 日に「手続きは JOC の同意を得る」との申し合わせを無視して会議を開き、麻生太郎・元外相を会長とする人事案を決めていた。

7 度も流会して、更に JOC による忠告も無視して・・・結局は、現場で頑張っている選手達には影響はなかったようですが、スポーツ競技の団体として恥ずかしい限りです!こんな状況で、どうやって日本のバスケットボール界を盛り上げていくのでしょうか。まったく、納得がいきません!

もうちょっと本気でバスケットボールの普及を考えて欲しいな~

インターハイ準決勝がスタート!Dear Boys ACT II 27巻

DEAR BOYS ACT2 27 (27) (月刊マガジンコミックス)王者・天童寺、昨年の屈辱を誓う明和大日立のインターハイ準決勝がスタートしました。これまで、ストーリーとしては何度も登場していた天童寺ののいよいよ試合が観戦できる!

勿論、インターハイといっても現実の世界ではなく、愛読している八神ひろき「DEAR BOYS ACT2 27 (27)」(月刊マガジンコミックス:2008年2月)でのことですが。

26 巻を読んだのが 2007 年 10 月 20 日!それから 4 ヶ月も経過してのインターハイ準決勝で、肝心の瑞穂は登場していません。それでも、天童寺が登場し、その静かであって、それでいて激しい試合展開は、充分に楽しめます。当然ですが、試合は 27 巻では完了していませんよ。

秋田県の王者・天童寺・・・私が高校生だった時に、正に王者だった秋田能代工業!未だに強豪として全国大会出場としては常連校のようです。一方、明和大日立は、茨城県からのインターハイ出場。これは、正に茨城県の名門、土浦日大といったところでしょうか。

現実の世界と漫画の世界がダブってしまってとっても疲れますが、その展開はバスケットボールの漫画としては、非現実的なプレーも少ないし、よりリアリティーが漫画ですから、とってもお勧めです。

勝者の発想!イチローと松井秀喜を参考に

イチローにみる「勝者の発想」―イチローと松井の比較心理学 (二見文庫)久し振りに心理学に関する本を読んでいますが、これまでに誰かの自叙伝的な内容は敬遠してきました。

理由は、人格や性格といったものは、人それぞれが違っていて、自叙伝は結局ただの参考であって、真似している間はそれ以上になれないから、ということでした。

そんな先入観があって、随分と以前に購入した児玉光雄著「イチローにみる「勝者の発想」―イチローと松井の比較心理学」(二見文庫:2006年4月)が眠っていたのですが、今更ようやく読み始めました。

これが意外と面白い!文面がとても読み易いということもありますが、単純に自叙伝をといった類の文庫ではなかった。勝手に先入観を持っていた自分を反省しつつ読み進めました。

基本は、スポーツ心理学ですが、その他にも「脳科学」に関する記述もあって、説得力があります。

これまでにちょっと記憶に留めておきたい内容をピックアップしましょう。

過去と未来は一見連続しているようで実はそうではない。現在の思考パターンを変えるだけで未来は一変するのだ。過去の延長で未来を決めつけてはいけない。(p.59)

どんなに調子が悪くても、勝利ということから遠ざかっていても、結局は思考パターンを変えるだけで未来は違う、と主張しているわけです。

自信は、自分を勇気づけるための心のエネルギーである。(中略)どれだけうまく自分を鼓舞するか、あるいはどれだけ努力してきた自分をほめてやれるか。そんな工夫で自信は着実に心の中で育っていく。(p.119)

所謂、プラス思考の重要性を説いているわけですが、途中途中でイチロー選手のコメントや松井選手のコメントが挿入されていて、解説を更に説得力あるものにしています。

心理学というよりは、もうちょっと寝転がって読むことが出来る内容ですので、野球ファンのみならず、万人にとって読み易いよう構成されていますよ。

NOTE:
本書の著者である児玉光雄氏は、御自身のホームページ「児玉光雄web」を主宰されていてます。児玉氏は、鹿屋体育大学アドミッションセンター長で、臨床スポーツ心理学と体育方法学が専門だそうです。

「右脳活性プログラムのトレーナーとしてこれまで多くの受験雑誌に右脳開発トレーニングを提供。自ら名付けた「右脳IQ」という概念を日本に広めるために尽力している」とのことです。

WTA と ATP:日本がテニスで世界強豪国になるために!

2008年2月24日現在のATPランキング先日の錦織圭選手の ATP (Association of Tennis Professionals) 優勝は、テニス界だけでなく、連日報道番組でも特集が組まれるほど大きな話題になっていますね!

もうちょっと各報道特集で「ATP で優勝することがどれだけの快挙か」を説明して欲しい、と感じているのは私だけではないでしょう。

一般の方には、まだまだ錦織選手の優勝の凄さが理解されていないような気がします。我が娘がテニスに夢中である以上、もっともっとテニスがメジャーなスポーツになって欲しいと心の底から願っています。

さて、そうした中、とっても興味深いブログの投稿記事を見つけました!「sirotona::錦織圭の出現は再現性のない奇跡なのか?」がその興味ある投稿記事です。(投稿記事には、全ての国が記載されていますが、本ブログでは上位 10 ヶ国のみ掲載)

投稿記事の出だしで以下のような疑問を呈しています。

テニスの神の DNA を持った天才少年が偶然日本に産み落とされただけなのだろうか?再現性のない奇跡なのか?錦織クラスの人材を今後日本で大量に生みだすことができるのだろうか?

そして、現在の ATP 100 位以内の選手を国別に集計して分析を実施しています。分析中、興味深いのは、その論理展開です。

テニスは、金がかかるから先進国が有利かと思いきや、新興国のロシア、アルゼンチン、紛争地域だった旧ユーゴ圏が躍進している。(中略)フランス、スペイン、アルゼンチン、ドイツ、ロシア、アメリカ等の一部の強豪国を除けば、(中略)世界 100 位以内に入ればどの国に行っても国内では上位選手だ。(中略)日本人選手が 100 位に食い込めなくても日本人選手の能力が低いとは言えないだろう。錦織の今後 100 位以内は確実としてあと 2 人が 100 位以内に入れば日本は世界 9 位の強豪国となってしまうのだ。

こうした分析は、とても興味があるのですが、残念ながら ATP だけ・・・即ち女子の分析は掲載されていないんですよね。

2008年2月24日現在のWTAランキングそこで!やってみました、同じようなことを WTA (Women Tennis Association) の最新ランキングの上位 100 以内の選手を利用して、国別の集計を。

当然ですが、女子も世界 100 位以内ということは、各国では上位の選手である、ということでまったく ATP と相違ないことは、誰でも認めるところでしょう。

ATP で言われる「強豪国:フランス、スペイン、アルゼンチン、ドイツ、ロシア、アメリカ」ですが、WTA では、フランス、スペイン、ロシア、アメリカはやはり強豪国といえるでしょう。ただ、アルゼンチンは、100 位以内に 2 選手がランクインで 12 位、ドイツにいたっては、1 選手のみのランクインです。

また、WTA で注目すべきは、杉山愛選手が 2008 年 02 月 14 日現在、世界ランキング 41 位、更には森上亜希子選手が同ランキングで 48 位!即ち、WTA では、日本人 2 名が 100 位以内で、国別になると何と 12 位ということになります。

更に、ATP では、100 位以内に入っているアジア人は、韓国の選手がたったの 1 名入っているだけですが、WTA は、以下の通りです。

  1. 中国: 4 名
  2. 日本: 2 名
  3. 台湾: 2 名
  4. タイ: 2 名
  5. インド: 1 名

アジアは、こうして分析してみると結構テニス圏なんですね、WTA の場合!結局、日本でメジャーになるためには、ランキングが高いというよりも、錦織選手のように「優勝」が必要そうです。

これまで、10 代のプロ選手でも、ゴルフ界の宮里藍選手、石川遼選手、横峯さくら選手・・・更には、野球界のまーくんこと田中将大選手、ハニカミ王子の斎藤祐樹選手、卓球の福原愛選手・・・全てが「優勝」がキーワードであるような気がします。

ATP や WTA という区別無く、前半でご紹介した投稿記事では、テニスを以下のように主張しています。

単純にショットの威力だけで勝負がつくなら身体能力の差と言えるかもしれないが実際は空間認識力や相手の長所短所等の能力を感じ取り、効果的に攻めたり守ったりする力や早い準備を実行したり相手を罠に嵌めるための予測能力の差やショットの深さ・角度の精度の差や技術力を発揮するためのメンタルの差で勝負が付く。ラケットの急激な進化でパワーテニスの時代と言われるけどお互いのパワーを封じ込めることに工夫することで競うような複雑な技術系のスポーツなのだ。そもそも体をぶつけ合うことのないスポーツは基本的に技術系だろう。

正に私が考えている「テニス」を総括していると思うのですが、選手達自身が上記のような認識がないのではないでしょうか。パワーテニスに対して筋トレに時間を割く日本人選手が多過ぎるような気がします。私個人としては、テニスに関してだけではありませんが、どうも日本のスポーツは、間違った練習やトレーニング方法を推進しているような気がしてならないわけです。

最後に、上記の投稿記事は、以下のように日本に対して提案しています。

フランス、スペイン、アルゼンチン、ドイツ、ロシア、アメリカそれぞれの人材発掘方法・指導内容・練習内容を細かく調べていき、これらの国が共通して大切にしていることの中で日本・イギリス等大半の国が大切にしていないことをリストアップすべきだろう。そこにヒントがありそうな気がする。ツアー旅費や帯同するコーチの費用等がかさんで(賞金ー経費)が赤字になる問題をどのように解決しているのか等現実的な方法もわかってくるはずだ。

基本的には、ATP の分析結果からの結論ですが、WTA はもっと近い中国にもヒントがありそうです。

いづれにしても、ゴルフに野球にサッカー、最近では卓球も・・・もっともっとテニスにメジャーになって欲しいと願っています。

錦織圭、次は SAP Open だって!

以前にも、どっかに投稿記事を公開した気がするのですが、探してもみつからないので、再度投稿記事を書きましょう。

ATP ツアーで、日本人として 2 人目の優勝を達成した錦織圭プロ。次に出場する大会は、「SAP Open」だそうです。

SAP・・・知ってますか、SAP (エス・エー・ピー)っていう会社!?Enterprise Resource Planning (ERP) というパッケージソフトウェアを販売している会社で、ドイツに本社を置く、世界での売上が、確か世界第 4 位の会社です。一つのパッケージだけで、世界の上位に食い込んでいる会社は、SAP だけなんです。

マイクロソフトを知らない人は少ないと思いますが、SAP を知っている人は結構少ない!?ERP は、企業の基幹業務(販売、購買、生産等)に関する情報システムで、会社規模によっては、数億円もするパッケージソフトウェアです。

このソフトウェアを導入するためには、1 年!更には 2 年も掛る・・・そうした大きなソフトウェアなんです。DVD 30 枚!

実は、この SAP という会社、日本にも支社があるんです。「SAP Japan」という会社です。個人的には、とても関係が深い会社なので、とても良く知っているし、友人や仲間も沢山働いているんです。

そんな SAP の冠のテニスの大会があるんですよね!「SAP Open」!ところが、SAP Japan に勤務している連中でさえ、この大会を認識している人は少ないし、ましてや錦織圭選手が、出場することなんてまったくご存じないそうで・・・ちょっと残念です。

大会の「冠」の会社や団体を知ることも面白いですよ。

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