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メモする人は脳がどんどん若返る・・・

メモする人は脳がどんどん若返る (中経の文庫 よ 1-4)手帳術やメモ術といった「Know-How」に関する本や自己啓発の本は、暫く購入することが無かったのですが、どうも本屋に山積みされていると、その本の内容に関わらず気になってしょうがない・・・悪い癖ですね!

そして、その悪い癖は、本のタイトルによって、ころっと頭を出してしまいます。「脳科学」が今私のマイブームですから、駅の小さな書店に山積みされていた米山公啓著「メモする人は脳がどんどん若返る」(中経の文庫:2008年3月)が気になって気になって。「購入しようかしまいか、どうしよう・・・」と考えたのですが、どうしても「脳」というタイトルに負けてしまって購入。薄い文庫本だったので一気に読了。

書くことは、運動神経や感覚神経、視覚中枢、言語中枢といった脳の機能の他に、感情的なことの処理や、推測する能力も必要とし、脳全体を使うことになります。脳を鍛える上で、このように脳を広く使っていくことは非常に大切です。

上記は、カバーの中に記載されていた内容です。前半、数ページに「メモすること」による脳機能を解説していますから、脳科学がまったく初めての方でも、「そうなんだ~」と感じられるかもしれません。

私個人としては、「脳科学」の書籍を読んでいますから、「書くこと」が脳を活性化するということが、全ての脳科学者共通の認識であることを知っていましたから、何も新しいことはありませんでしたが。

さて、もう一つ、脳科学の見識から、「プラス思考」というのが大きな成功の鍵であることも知っています。詳細をここで記述するのは避けますが、夢を実現するためには、「プラス思考」であることが非常に重要であるということ。この本の面白いところは、そうした脳科学をベースに「夢を実現するためのメモ術」を展開していること。

あなたのノートが「夢実現」の道具となるために、絶対に実践して欲しい 4 つの約束事をアドバイスしましょう。

  1. 感動したことを書く:どんなに小さな感動でも良いから書き留める。
  2. よかったことを書く:今日のやるべき仕事を完了できた、ってなことで良いから書き留める。
  3. 失敗はできるだけ簡単に書く:失敗の「要点」と、こうすればよかったいう「対策」のみで良い。他は忘れる!
  4. 否定されたことを肯定的に書き換える:「お前はダメだ!」と言われても、「自分の考えは斬新で今は受け入れられない」と書き留める。

(p.48~55)

どうでしょう!?上記は全て「プラス思考」にするためのメモ術です。こうした記述は、流石に他の本、特に「メモ術」に関する書籍には記述されていないのではないでしょうか。

既に、手帳はこなしているし、メモも結構とっているという方には、上記はちょっと参考になるのでは・・・また、それこそ「何を書いたら良いのか解らない」という方は、本書のメモをとるための 27 の「ネタ」を参考にされたらどうでしょう。「なんだ!こんなことでも良いのか」といった気付きがあるかもしれません。

結局のところ、書いたメモは、何度も読み返すことが重要、というのが私の自論ですが、本書でも同様の事を主張していますので、まんざら私の自論も間違っていないかも・・・

小説から学ぶ「白馬の騎士」と「マネジメント・バイアウト」

株主総会 (幻冬舎文庫)以前、ホリエモンこと堀江貴文氏率いるライブドアが、ニッポン放送を買収しようとして問題になった時、SBI ホールディングス株式会社の北尾吉孝氏が彗星のごとく登場し、マスコミや週刊誌等で、北尾氏を「白馬の騎士、現る!」と報じていた記憶がある方も多いのではないでしょうか。

先日読了した牛島信著「株主総会」(幻冬舎文庫:1999年4月)には、正にこの「白馬の騎士」に関して、若手弁護士の会話が登場します。

ライブドアのニッポン放送買収が確か 2005 年でしたから、本書が出版された 1999 年頃では無縁のことだったのではないでしょうか。

ホワイト・ナイトは訳して白馬の騎士。つまり、敵対的な買収をかけられた会社の依頼で、現経営陣と協力してその敵対的な買収を阻むために、自分が乗り出して友好的買収をする立場の会社のことです。邪悪な怪物に襲われる寸前のお姫様のところに白馬にまたがった王子様が駆けつける、というあれですよ。(p.162)

更に、上記の会話は、別の敵対的買収に対する他の方法に関しても続きます。

マネジメント・バイアウトというのは、経営陣が自分の会社の資産を担保に金を作って自分の会社の株を買い上げることです。

昔は、「敵対的買収」なんてことは、海外での特別事情と思われていましたが、いよいよ日本でも身近な出来事になった瞬間でしたよね、ライブドアの問題は。

こうした現実の出来事が小説になる!ビジネスの世界に興味が無い方には、「株主総会」という小説は、とっても退屈な小説かもしれませんが、私のようなビジネスの世界で生きている輩にとっては、とても興味深い内容のはずですが・・・

こうしたことは、小説の中だけで充分と感じながらも身が引き締まる感覚でしたが、小説でこうして一つでも二つでも何かを吸収できると、とっても有意義だった感覚になるのは、きっと私だけでは無いはず!?

牛島信氏、「株主総会」は企業小説だって!

最近では、フィクションとして経済小説といった分野を読んでいますが、経済小説として分類されていた!?楡周平著「新装版・Cの福音」(宝島社文庫:2005年4月)を皮切りに楡周平氏の本を読みあさろうかとも思っていたのですが、どちらかというとハードボイルド小説で、経済小説というにはちょっと距離がある!

もうちょっと経済小説に相応しい書籍は無いものか・・・

株主総会 (幻冬舎文庫)そこで、インターネットで検索している内に見つけたのが、現役弁護士であるという牛島信氏による牛島信著「株主総会」(幻冬舎文庫:1999年4月)でした。企業買収や業界再編といった企業自体の統廃合が進む中で、ちょっと面白い話題かな、と思っての購入でした。出版が結構昔で気になったのですが・・・

ちょっと出だしが、余りにも唐突で、リストラ対象社員が、株主総会で一発逆転、社長に就任するといった、実社会でこんな事が本当に起きるのかな、と一瞬躊躇しましたが、法律的な根拠が記述され、何といっても小説の世界ですから、それはそれで良いと思い直して読み進めると、結構面白い。私にとっては、心地良いストーリー展開の速さだし、企業法務に関する説明も、会話形式で詳細が読み取れます。

「あとがき」にありますが、この小説は企業法律小説という分野らしいのですが、経済小説との違いが良く解りません。ただ、あまりそうしたことに拘る事無く、読み進めるのが良いのでしょうね。

【追記:2008年03月14日】
本日、通勤中に「株主総会」を読了しました。後半、やはり弁護士同士の駆け引きに終始してしまった感があり、もうちょっと企業人達のやり取りがあっても面白かったかな、と感じましたが、結構楽しめました!

以前、「ジョン・グリシャム」というタイトルで投稿記事を公開しましたが、このジョン・グリシャムも現役弁護士でしたが、結構弁護士に縁がある!?

一通のメール

朝、起きて直ぐに実施するのは、悲しいかなメールのチェック。これまでは深夜にやっていたのですが、最近の忙しさで夜は帰宅するとバタンキューって感じて就寝・・・ということで、朝、メールを確認することが多くなりました。

今日も、朝起きると、昨晩処理しておきたかったメールを何通か送信・・・そして、着信しているメール数を確認して、「今日も 300 通越えか~」とため息を吐きながら、ざっと目を通すと、ちょっと気になるメールを着信していました。

送信者は解りませんでしたが、以下のような文面のメールでした。

いつもブログを楽しく拝見しています。そういえば、以前「コンサルタント物語」というブログを公開されている方がいらっしゃいましたが、もしかして同じ方ですか?「コンサルタント物語」、もう公開しないのですか?あれ、結構楽しんでいたのに!」

が~ん!そうです、私が「コンサルタント物語」を主宰したのですが、あまりにも話題が多くて書き切れないことと、当初は「コンサルタント」としての裏情報を面白おかしく投稿記事にしていこうと考えていたのですが、投稿記事がかさんできて、真剣な話が多くなって、更にはお客様がブログを発見して・・・とにかくいろいろな事が重なって、削除してしまったのです。

上記のようなメールを頂くと、ちょっと照れくさいし、それでいて嬉しいものですね!

再度、「コンサルタント物語」を再開しようかな、何てことを考えていますが、以前はブログを分割していて、ブログ数が膨らんだためにメンテナンスが大変になってしまった経緯がありますから、公開するにしても気楽な気持ちで、本ブログでカテゴリーを設定して公開しよう・・・なんて、またまた話題が発散気味ですが・・・

感動!内田樹氏の「女性管理職」に関する所感

最近、フィクションの経済小説(本来は、ハードボイルド小説!?)を読みあさって(といってもたった 1 冊ですが・・・)いて、ちょっと物足りなさがあって、再度内田樹氏の書籍へ戻ってみました。でも、やっぱり面白い!

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫 う 17-2)内田樹氏の書籍としては、5 冊目になる内田樹著「疲れすぎて眠れぬ夜のために」(角川文庫:2007年9月)

一つ前に読んだのが内田樹著「ためらいの倫理学―戦争・性・物語」(角川文庫:2003年8月)で、ちょっと内容が難しかったのですが、それに比べると何とも読み易いし、内容も戦争や性といったことではなく、もっともっと身近な話題が多いのも特徴でしょう。

内田樹氏を読むには、意外とこの「疲れすぎて眠れぬ夜のために」が良いかも。この内容で、反感や違和感を感じる方々は、内田樹氏の書籍を読むのは辛いかもしれません。

さてさて、そうした「疲れすぎて眠れぬ夜のために」ですが、何とも面白い、というか「ふんふん。そうそう。」といった文脈がありとあらゆるところにあるのですが、その中でも強烈なのが、女性管理職者に関する下記のような所感です。

見てきた通り、「会社のため」というよりは「私のため」に仕事をするというのがフェミニストの社会進出の動機づけの一つですから、女性が出世した場合に、一番困るのが、「会社の利益より自己利益を優先させる傾向」です。そういう女性は、自分に対する贈り物を「たまたま自分が会社の中で占めているポストと権限」に対する計算づくの贈り物であるとはとらえず、「自分個人の能力に対する称讃と敬意を示すもの」ととらえがちです。(p.63)

上記の内容の前書きとして、「こうしたことを書くと問題になりそうですけど・・・」と断っていますが、上記の所感は正に私の回りいた女性管理職の方々を言い当てているので、思わず拍手をしてしまおうかと思ってしまいました。全ての女性管理職の方々がそうである、と断言しているわけではないし、男性の管理職者にも同じように「私のため」に仕事をしている人は沢山いますが、やはり上記のような傾向は女性管理職に多い!少なくとも私の経験から揺るぎの無い事実ですから。

それにしても、「問題になりそう」と断った上で、こうした記述を自由にできる内田氏は、やっぱり面白い!

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