投稿日:2007年11月06日
本ブログで、以前に「SlideShare が面白い!」という投稿記事を公開しました。「SlideShare」というサイトでは、PowerPoint の他、OpenOffice や PDF ファイル等もアップロードすることによって、スライドショーを展開することできるようです。
私の場合、圧倒的に PowerPoint のファイルが多いので、他のファイルをアップロードする計画はありませんが、スライドを公開するのであれば、もうちょっとオリジナルな PowerPoint のテンプレートを利用したいな~と考えるようになりました。
しかし、自分で作成するのも大変だし、無料で配布していないかな、と探してみると、なんと Microsoft 社のウェブサイトに大量のテンプレートが!しかも無料で利用することができる!下記サイトがそれ。
「Microsoft ::パワーポイントのテンプレート一覧」
更に、テンプレートに関しては、「Be Cool Users::PowerPoint テンプレート GET 術」がとても参考になります。この「Be Cool Users」というウェブサイト、PowerPoint だけではなく、Word や Excel に関してもテンプレートに関する記述があるし、その他、いろいろと詳細が説明されていますから、とっても参考になりました!
現在、PowerPoint を利用しての提案書が日本では一般的になっていますから、是非ともマスターしておきたいアプリケーションですよね。
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投稿日:2007年11月05日
新書、林成之著「勝負脳の鍛え方」 (講談社現代新書:2006年10月)は、本ブログの内容を大きく変化させてしまったばかりではなく、私個人の中に、大きなウェーブを巻き起こしてくれました。こんな面白い世界、即ち「脳科学」という世界があるなんて!もっと早くに知っていれば、もうちょっと違った人生になっていたかもしれませんが。
その「勝負脳」でもポジティブな考え方が効果的であると記されていますが、最近完読した茂木健一郎著「すべては脳からはじまる」(中公新書ラクレ:2006年12月)でも同じ内容の記述があります。
「脳にとっての「最大の報酬」」というタイトルで以下の様に示されています。
脳は快楽主義者である。何か行動を起こして、その結果、脳の中で報酬(うれしいこと)を表す物質であるドーパミンが放出されると、その行動が強化される。(p.73 ~ 74)
赤ちゃんがお腹が空いて泣くとミルクをもらえるということになれば、「お腹かが空けば泣く」という行動が強化されるし、学校で宿題をやってきたことを誉められると、「もっと勉強しよう」という行動にでる。即ち、誉められることによって、行動を強化することができるというのです。
更に、以下のような一節があります。
他人の行動を変えようと思ったら、「ほめる」のが一番である。認められることは、社会的動物である人間の脳にとって最大の報酬の一つだからである。子どもはほめて育てよ、とよく言うが、脳の仕組みから見ても理に適っている。(p.75)
また、上記の記述に続けて次のように説明されています。
自分のある行動を強化しようと思ったら、その行動の直後にうれしいことがあるように心がければよい。必ずしも世間的な成功や他人からの賞賛を得る必要なない。いわゆる自己満足でもよいのである。(p.75)
科学的には、ドーパミンという物質が重要な役割をしているようですが、脳科学の世界では、こうした「ほめる」という態度が非常に重要だということが、共通の認識のようです。厳しく躾ける、というのも必要だとは思いますが、やはりそうした中にも「ほめる」ことを入れ込むことが重要ですね!
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投稿日:2007年11月04日
衝撃的な出会いだった新書、林成之著「勝負脳の鍛え方」 (講談社現代新書:2006年10月)は、内容的にもっと理解を深めたくて、その後いろいろと脳科学に関連した新書を読みあさっています。
そうしたインパクトを与えてくれた林成之氏の主張の中に、運動神経を良くするための 7 つの方法を記述している一節があります。即ち、試合に勝つ「技」を磨くための習慣を記述しています。
- 性格を明るくして常に前向きの思考をする。
- 常にやる気をもって行動する。
- 何事も気持ちを込めておこなう(運動するときだけでは駄目です)。
- 何に対しても勉強し、楽しむ気持ちを持つ。
- 感動と悔しさは生きているからこその宝物と考え、大切にする。
- 集中力を高める。
- 決断と実行を早くする。
上記を実行することによって、運動神経か発達する、即ち、運動の達人なれるということです。林氏は、運動神経とは、空間認知知能と深く関わっていて、運動神経を向上させるためには、空間認知知能を発達させる必要があると論じています。
空間認知知能とは、表現知能の一つで、言語知能、理論知能、計算知能、音感知能、運動知能と同列で扱われる知能で、それぞれを関連させて向上させることで発達していくという理論が脳科学の世界では常識のようです。上記のような 7 つの習慣を日常の生活の中で心掛ける。それによって運動神経も向上する。
ちょっと信じられないような話ですが、「スポーツ選手は歌が上手い」、「スポーツ選手は計算が速い」、「スポーツ選手はおしゃべり上手」等の噂話を嫌というほど聞いてきた私にはとにかく説得力があるわけです。
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投稿日:2007年11月03日
現在、脳科学の世界で最も知名度が高いのが、茂木健一郎氏ではないでしょうか。私は、これまでに茂木氏の著書を読んだことがないので、マイブームが脳科学といっても何となく何かが掛けているようで・・・
そこで、書店で目につた茂木健一郎著「すべては脳からはじまる」(中公新書ラクレ:2006年12月)を衝動買い。どうやら週刊誌である「読売ウィークリー」に連載されていた記事をまとめた内容のようです。
気楽に読めるし、茂木氏特有の解り易い言い回しは、とにかくすらすらと読んでいく事ができるし、難しい表現もまったくなく「流石だな~」と感心させられるのですが・・・
ただ、私個人としては、こうした短編の寄せ集めはどうも好きではない!まったく視点の違う(といっても脳科学という視点では一致しているのでしょうけど・・・)内容が次から次へと展開される。もうちょっと詳細が知りたいな、それで次はどうなっているの、といった個人的な興味は全て短くまとめられてしまっていて、まったく違った内容の章が登場するのですから私としては、ちょっとしたストレスです。
特に、スポーツに関連した章も結構沢山あって、興味のある内容ですが、全てが中途半端な気がしてしまいます。もうちょっと長めの文面にしてくれれば違った見方ができたのに。
そうした中、とにかく素晴らしい一文が・・・
自分でも、他人でも、やれるかどうか不安なときは、とりあえずは脳の適応力のほうに賭けてみる。それが、脳を研究する中で培われてきた私の「流儀」である。(p.94)
人は、新しい事を始める時に、誰もが反対するようなことでも、どんな困難でも、何とか乗り越えてきました。それには、ルールを策定したり、失敗したり。それでも意外と簡単に乗り越えてしまったりするのが人間。即ち、それだけ「脳」というものは適応力があって、更に未知なる可能性を引き出してくれる、というのが茂木氏の主張です。
こうした茂木氏の主張を「そりゃ、理想論だな」と笑い飛ばすか、「なるほど!脳の未知なる可能性に賭けてみよう」と思うかで、人生も変わってくる!??
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投稿日:2007年11月02日
新書、永井洋一著「スポーツは「良い子」を育てるか」 (生活人新書:2004年6月)は、衝撃的な内容が記述されているということは、投稿記事「スポーツは「良い子」を育てるか!?」で公開しました。
この新書、スポーツの在り方、特に少年少女のスポーツに対して大人のあり方を痛烈に批判し、本来のスポーツの在り方を説いていますが、更により強い選手になるための「科学的アプローチ」というものも説明しています。その「科学的アプローチ」は、これまでの脳科学の世界でも似たような記述がありますので、かなり説得力がありますが、基本的には我々のビジネスの世界でも実践しているような内容で、ちょっとビックリしました!(っ、結構当たり前のことですが・・・)
その科学的アプローチとは、以下のようなステップです。
- 分析:
現在の状況を冷静に把握すること。スポーツの世界は、特に技術・戦略・体力の要素に関して、何が不足しているのか、それをどのレベルまで引き上げれば目的を達成することができるのか、ということを把握する。
- 仮説:
分析できた事項に対して、解決策を探り、一つの方法を用いることを決める。
- 実践:
仮説で引き出した方法を試してみる。このとき、常に実践していることが正しいかどうか、確認しながら試すことが重要。
- 検証:
一定期間、仮説に基づいた実践を行った後に、それが正しい効果を導き出しているかどうかを確かめる。
- 新たな仮説と実践:
検証の結果、1 ~ 4 のアプローチが正しいものであったと判断されれば、次のステップも同様の方法を用いる。修正が必要な部分が見つかれば、新しい方法について再び 2 の仮説からスタートする。
(上記新書:p.205 ~ 206 を参照)
ビジネスの世界での「問題解決のステップ」で語られている内容とほとんど同じです。ここで、詳細を記述することはしませんが、やぱり上記のようなアプローチが最も効果的で、もっとも簡単である、と感じるのは私だけではなさそうです。
重要なことは、上記のようなステップを信じて実践すること!それによって「強くなっている」と自覚ができれば、更なるアプローチの向上を図っていけば良い。
結構、新書自体は、衝撃的な内容ですが、上記のような「やるべきこと」も示されているのは好感がもてる新書です。
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